【ミキゆん実感】AI時代に求められる力はコレ!子どもの「考える力」を育む非認知能力
こんにちは、ミキゆんです!30代後半、夫と二人の息子(小学3年生と幼稚園児)と、大阪近郊の郊外で楽しく暮らしています。家計管理やWebライターの副業に奮闘する中で、最近は特に「子どもの教育」について深く考えるようになりました。
最近、メディアやニュースで「AI時代」という言葉を耳にする機会がぐっと増えましたよね。Chat GPTのような生成AIの登場で、私も「え、こんなことまでAIが!?」と驚くばかりです。
私たち大人が子どもの頃には想像もできなかったようなスピードで、社会は変化しています。将来、子どもたちが大人になる頃には、今ある仕事の多くがAIに代替されているかもしれない…そんな話を聞くと、子を持つ親としては、正直、不安でいっぱいになります。
「うちの子、将来大丈夫かな?」
「今の学校教育だけで、本当に未来を生き抜く力がつくのかな?」
私も最初は、長男の「学力」を伸ばすことにばかり意識が向いていました。テストの点数、宿題の出来、ドリル学習…。でも、ふと立ち止まって考えたんです。
「いくら知識を詰め込んでも、AIがもっと速く、もっと正確に処理できる時代に、本当にそれだけでいいのかな?」
そうしてたどり着いたのが、今、教育界で最も注目されているキーワードの一つ、「非認知能力」でした。
この非認知能力こそが、AI時代に人間が本当に求められる「考える力」の正体であり、子どもたちが未来をたくましく、そして幸せに生き抜くために不可欠な力だと確信するようになりました。
この記事では、私ミキゆんが、
- AI時代に「考える力」がなぜ必要になるのか?
- その「考える力」の正体である「非認知能力」とは何か?
- 非認知能力が子どもの将来にどう影響するのか?
- そして、家庭で今日からできる「考える力」の育み方
といった疑問を、私の実体験やOECDなどの具体的なデータも交えながら、皆さんに徹底的に解説していきます。
「子どもに本当に役立つ教育をしたい」と願うあなたへ、子育ての新しい視点と、お子さんの明るい未来への希望をお届けしますので、ぜひ最後まで読んで、子育てのヒントにしてくださいね。
目次
- ミキゆんが抱いた「AI時代の子育て」への不安と疑問
- AI時代に「考える力」が求められるこれだけの理由
- 「考える力」の正体は「非認知能力」だった!その全貌を解説
- データが示す!非認知能力が高い子がAI時代を「どう生きる」か
- ミキゆん家の実体験:非認知能力教育で子どもの「考える力」が育った話
- 今日からできる!家庭で「考える力」を育む実践アイデア集
- まとめ:非認知能力は、AI時代の子どもたちへの最高の贈り物
ミキゆんが抱いた「AI時代の子育て」への不安と疑問
長男が小学校に入学し、次男が幼稚園に入園した頃、私の子育ての中心は、まさに「勉強」と「学力」でした。テレビやニュースで「AIが普及する未来」といった言葉を見聞きしても、どこか遠い未来の話だと思っていました。
でも、ここ数年で、Chat GPTのような生成AIの登場、ロボット技術の進化など、AIが私たちの生活にぐっと身近なものになってきましたよね。夫の会社でも、事務作業の一部がAIに代替されるようになったと聞くと、これはもう他人事ではない、と肌で感じるようになりました。
将来、子どもたちが大人になる頃には、今ある仕事の多くがAIやロボットに代替されているかもしれない…。そんな話を聞くと、子を持つ親としては、正直、不安でいっぱいになります。
「うちの子、将来大丈夫かな?」
「今の学校教育だけで、本当に未来を生き抜く力がつくのかな?」
私も最初は、長男の「学力」を伸ばすことにばかり意識が向いていました。テストの点数、宿題の出来、ドリル学習…。でも、ふと立ち止まって考えたんです。
「いくら知識を詰め込んでも、AIがもっと速く、もっと正確に処理できる時代に、本当にそれだけでいいのかな?」
もし、将来、子どもたちが「AIがやった方が早いから、人間のあなたは必要ない」と言われるような社会になったら、彼らはどうやって生きていけばいいのだろう?
そんな強い危機感を抱いていた時に、出会ったのが「非認知能力」という言葉でした。
非認知能力を深く学ぶことで、私は「AI時代に人間が本当に求められる力」の正体が見えてきたんです。それは、「考える力」。それも、ただ知識を覚えるだけではない、もっと奥深い「考える力」でした。
そして、この非認知能力こそが、AI時代をたくましく、そして幸せに生き抜くために不可欠な力だと確信するようになりました。
AI時代に「考える力」が求められるこれだけの理由
「AI時代に考える力?でも、AIが全部考えてくれるんじゃないの?」
そう思う方もいるかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。AIが進化すればするほど、私たち人間の「考える力」は、これまで以上に重要になる、とミキゆんは考えています。その理由を具体的に見ていきましょう。
AIが得意なこと、苦手なことの明確化
AIは、非常に優れた能力を持っていますが、得意なことと苦手なことが明確に分かれています。
- AIが得意なこと:
- 大量のデータ処理:人間には不可能な速度と量で情報を分析し、パターンを見つけ出す。
- 高速な計算:複雑な計算も一瞬で正確に行う。
- 定型作業:ルールが明確な繰り返し作業を効率的にこなす(例:データ入力、翻訳、カスタマーサポートの一部など)。
- 情報検索・生成:膨大な情報から必要なものを探し出し、新たな文章や画像などを生成する。
- AIが苦手なこと(人間が得意なこと):
- ゼロからの創造:既存のデータにない、全く新しいアイデアを生み出す。
- 共感・感情の理解:人の感情を深く理解し、寄り添う。
- 倫理的な判断:正しいか間違っているか、善悪の判断を下す。
- 複雑な人間関係の構築:信頼関係を築き、協調する。
- 抽象的な思考・直感:明確なデータがない状況での判断や、ひらめき。
- 問題発見:まだ顕在化していない問題を見つけ出す。
つまり、AIはあくまで「道具」であり、それをどう使うか、何のために使うかを「考える」のは人間の役割なのです。AIが進化すればするほど、人間は「人間らしい」能力、すなわち非認知能力がより一層求められるようになるでしょう。
「正解のない時代」を生き抜くために
現代社会は「VUCA(ブーカ)」の時代と呼ばれています。これは、予測不可能な変化が常態化し、「正解が一つではない」「答えのない問題」に常に直面する社会を指します。
これまでの偏差値教育は、「与えられた問題に、正解を見つける」ことに特化していました。しかし、VUCAの時代では、自分で問題を見つけ、自分で解決策を考え、自分で行動する力が不可欠です。教科書通りの答えや、過去の成功体験が通用しない場面が多々出てくるでしょう。
例えば、地球温暖化や貧困問題、新たな感染症の拡大など、人類が直面する課題は、どれも複雑で、すぐに答えが出ないものばかりです。これらの問題に対して、AIはデータを提供することはできますが、最終的に「どう解決するか」を考え、行動するのは人間です。
このような時代を生き抜くためには、「問題解決能力」「探求心」「適応能力」「レジリエンス(立ち直る力)」といった非認知能力が、従来の学力以上に重要になるのです。
AIを「使いこなす側」になるための力
AIは私たちの仕事を奪う「脅威」なのでしょうか?それとも、私たちの生活を豊かにする「ツール」なのでしょうか?
答えは、「使い方次第」です。
AIを単なる「情報を引き出す機械」としてしか使えない人は、AIに仕事を奪われるかもしれません。しかし、AIを「自分の思考を拡張するパートナー」として使いこなせる人は、AIを味方につけ、より大きな力を発揮できるでしょう。
AIを使いこなすためには、以下の「考える力」が必要です。
- 問いを立てる力:AIに何をさせたいのか、どんな情報を引き出したいのか、適切な「問い」を立てる力。
- 批判的思考力:AIが生成した情報が本当に正しいのか、偏りがないか、多角的に判断する力。
- 創造的思考力:AIの能力をどう組み合わせれば、新しい価値を生み出せるか、アイデアを出す力。
- 意思決定力:AIが提供した情報をもとに、最終的な判断を下し、行動する力。
これらもまた、まさに非認知能力に他なりません。AI時代においては、AIに「やらせる」側、AIを「使いこなす」側になるための「考える力」が、これまで以上に求められるのです。
「考える力」の正体は「非認知能力」だった!その全貌を解説
AI時代に求められる「考える力」。その正体こそが、今、世界中で注目されている「非認知能力」です。私がこの言葉に出会い、深く学ぶことで、子どもの将来への漠然とした不安が、具体的な希望へと変わっていきました。
認知能力(学力・IQ)と非認知能力の決定的な違い
非認知能力を理解する上で、まず「認知能力」との違いを明確にすると、ぐっと分かりやすくなります。
- 認知能力:
- 「測れる能力」です。学力テストの点数、IQテストの数値、資格の有無など、数値や資格で客観的に評価できる知的な能力を指します。
- 例:読み書き、計算、論理的思考力、記憶力、知識量、分析力など。
- これまでの日本の教育、つまり「偏差値教育」は、この認知能力(学力)の向上に重点が置かれてきました。
- 非認知能力:
- 「測りにくい能力」です。数値化したり、テストで明確な点数をつけたりするのが難しい、子どもの内面にある「心の力」「人間力」を指します。
- 例:自己肯定感、協調性、忍耐力、問題解決能力、コミュニケーション能力、好奇心、自制心、主体性、創造性など。
- 目には見えにくいけれど、子どもの学校生活、友達関係、そして将来の仕事や人生の幸福度に大きく影響すると言われています。
もちろん、認知能力(学力)も社会で生きていく上で非常に大切です。知識がなければ、考えるための材料がありませんからね。ですが、現代社会では、認知能力だけでは不十分で、非認知能力と認知能力がバランスよく育まれることが、子どもの真の成長には不可欠なんです。
「考える力」を構成する非認知能力の具体的なスキル
AI時代に特に求められる「考える力」は、非認知能力の様々な要素が組み合わさってできています。主なものをいくつかご紹介します。
- 問題解決能力:自分で課題を見つけ、解決策を考え、実行する力。AIが答えを出すのではなく、AIをどう活用して問題を解決するか、を考える力です。
- 創造性:ゼロから新しいアイデアや価値を生み出す力。既存の情報を組み合わせるだけでなく、これまでにない発想を生み出す、AIには難しい領域です。
- 批判的思考力:与えられた情報を鵜呑みにせず、本当に正しいのか、多角的に検討し、判断する力。AIが生成した情報が常に正しいとは限らないため、この力が重要になります。
- 探求心・好奇心:「なぜ?」「どうして?」と疑問を持ち、自ら学び、深掘りしていく力。これが、新しい知識や技術を習得し続ける原動力になります。
- 主体性・自律性:誰かに指示されるのではなく、自分で目標を設定し、自ら行動を起こす力。AIを能動的に活用するためには不可欠です。
- 協調性・コミュニケーション能力:他者と協力し、意見を交換しながら、より良い解決策を生み出す力。複雑な問題を解決するには、一人ではなく多様な人々の知恵が必要です。
- GRIT(やり抜く力):困難にぶつかっても諦めずに、粘り強く思考し、努力し続ける力。新しい挑戦には必ず困難が伴います。
どうでしょうか?これらは全て、AIが苦手とする領域であり、人間だからこそ発揮できる「考える力」の源泉です。これらの非認知能力を育むことこそが、AI時代の子どもたちにとって最も重要な教育なのです。
OECDも推奨!世界が認める未来の教育の柱
非認知能力の重要性は、日本だけでなく世界中で注目されています。
経済協力開発機構(OECD)は、21世紀に子どもたちが生き抜くために必要な能力として、知識や学力だけでなく、「社会情動的スキル(非認知能力)」の育成を強く推奨しています。
OECDは、非認知能力を「未来の成功に必要なスキル」と位置づけ、その育成が子どもの幸福度や社会経済的な成功に大きく貢献すると発表しています。実際に、OECD加盟国を中心に、多くの国々で非認知能力教育が導入され始めています。
世界の教育の潮流が「非認知能力」に向かっているのに、私たち日本の親がこの情報を知らないままでは、子どもたちが損をしてしまうかもしれませんよね。ミキゆんも、このOECDの提言を知って、「やっぱり非認知能力はAI時代を生きる上で必須なんだ!」と確信を深めました。
データが示す!非認知能力が高い子がAI時代を「どう生きる」か
「非認知能力がAI時代に必要だっていうのは分かったけど、具体的に子どもの将来にどんな差が生まれるの?」
そう思いますよね。ここからは、非認知能力が子どもの将来にどれほど大きな影響を与えるのか、私が衝撃を受けた具体的なデータや研究結果を交えながらお話ししていきたいと思います。
きっと、その「差」に驚かれることでしょう。
生涯年収、キャリアアップ…経済的成功への影響
非認知能力と聞いて、「お金」と結びつくイメージは少ないかもしれません。しかし、驚くことに、非認知能力が高い人ほど、将来的に高い収入を得ているという研究結果が多数報告されています。
ノーベル経済学賞受賞者であるジェームズ・ヘックマン教授の研究では、幼児期の非認知能力教育が、将来の学歴向上や収入増加に大きく貢献することが示されています。例えば、就学前の非認知能力教育プログラムに参加した子どもたちは、成人後の年収が参加しなかった子どもたちに比べて、平均で数百万円(数億円のデータも)以上高いという驚くべきデータもあります。
これは、非認知能力が高いことで、仕事への意欲が高まったり、チームでの協働がスムーズになったり、困難な状況でも諦めずに努力し続けられたりすることで、結果的にキャリアアップや昇給につながるためと考えられています。AIが代替する仕事が増える中で、人間ならではの「考える力」を発揮できる人材の価値はますます高まり、それが収入にも反映されるようになるでしょう。
夫の年収が約600万円の我が家にとって、この「生涯年収に数百万円以上の差」というデータは、まさに衝撃でした。AI時代の子どもたちが経済的に自立し、豊かな生活を送るためにも、非認知能力は不可欠な投資だと強く感じました。
幸福度、自己肯定感、心の健康に直結する理由
私たち親が子どもに願うのは、何よりも「幸せに生きてほしい」ということですよね。学力が高くても、毎日が楽しくなければ、それは本当の幸せとは言えません。
様々な研究で、非認知能力が高い人ほど、人生の幸福度や自己肯定感が高いことが明らかになっています。
- 自己肯定感が高い人:困難にぶつかっても「自分ならできる」と信じ、前向きに乗り越えることができます。ストレスに強く、精神的な安定を保ちやすいため、結果として幸福を感じやすい傾向があります。
- 共感力や社会性が高い人:良好な人間関係を築きやすく、孤立しにくい傾向にあるため、社会的なつながりの中で幸福感を得やすいと言えるでしょう。
OECDの調査でも、非認知能力が「生活の満足度」と強く関連していることが示されています。幼少期に非認知能力が育まれた子どもたちは、成人後に、自身の人生に対する満足度が高く、うつ病のリスクが低いことが示されています。AI時代は情報過多でストレスも多い社会になるかもしれませんが、非認知能力が育む「心の豊かさ」こそが、幸福な人生を送る上で不可欠だということが、データによって裏付けられているのです。
問題解決能力、ストレス耐性、挫折からの回復力
AI時代は、予測不可能な変化が多く、これまで経験したことのない問題に直面することも少なくありません。そんな時に、「自分で考え、解決する力」、そして「挫折から立ち直る力」が非常に重要になります。
非認知能力の中でも、特に「問題解決能力」や「レジリエンス(立ち直る力)」が高い子どもは、
- 新しい課題に直面した際に、より多くの解決策を考え出す
- 試行錯誤を繰り返し、粘り強く取り組む
- 失敗を恐れず、積極的に行動する
- ストレスを感じた時に、自分なりの対処法を見つけ、乗り越える
といった傾向が強いことが示されています。一方、非認知能力が低い子どもは、すぐに諦めてしまったり、誰かに助けを求めたり、ストレスを抱え込んでしまったりする傾向が強いとされています。
OECDは、現代社会を生き抜く上で、この「レジリエンス」を非常に重要な能力の一つとして位置づけています。AIが答えを出せない問題に対して、自ら考え、行動し、粘り強く取り組める力は、AI時代において最も価値のある「考える力」の一つと言えるでしょう。
良好な人間関係、社会貢献、リーダーシップへの影響
AI時代になっても、人間社会の基本は「人」との繋がりです。良好な人間関係は、私たちの幸福感に直結します。
非認知能力の中でも、協調性、共感力、コミュニケーション能力といった社会情動的スキルは、人間関係の質に大きく影響します。
ある研究では、幼少期に高い社会性を持つ子どもは、
- 学校でいじめに遭うリスクが低い
- 成人後も友人関係が良好である
- 職場でのチームワークを円滑に進めることができる
- リーダーシップを発揮する機会が多い
- ボランティア活動など社会貢献への意欲が高い
といったポジティブな結果が報告されています。AIがどれだけ進化しても、人と人との協力関係や、チームでの創造的な活動は、人間の専売特許です。他者の気持ちを理解し、自分の意見を適切に伝え、協力して物事を進める力は、AI時代においてますますその価値を高めるでしょう。
OECDも、「社会性」が学業成績の向上や精神的健康、そして社会経済的な成功に寄与すると強調しています。
学力向上にも寄与!非認知能力がもたらす相乗効果
「非認知能力ばかりに注力したら、学力が落ちるんじゃないの?」
そんな心配をされる方もいるかもしれませんね。でも、ご安心ください。実は、非認知能力は、学力の向上にも良い影響を与えることが、多くの研究で示されているんです。
例えば、GRIT(やり抜く力)が高い子どもは、
- 難しい問題に直面しても諦めずに粘り強く考えることができる
- 宿題や課題に自主的に取り組むことができる
- 失敗から学び、次に活かすことができる
ため、結果として学業成績が伸びる傾向にあります。また、自己調整能力が高い子どもは、集中して学習に取り組むことができるため、効率的に知識を吸収できます。
これは、非認知能力が「学習に向かう力」「学び続ける力」を育むためです。単に知識を詰め込むだけでなく、自ら学ぶ意欲や姿勢が身につくことで、結果的に学業成績も向上するという、素晴らしい相乗効果が期待できるのです。AI時代には、新しい知識を自ら学び続ける力が不可欠ですから、非認知能力はまさに「学びの土台」と言えるでしょう。
ミキゆん家の実体験:非認知能力教育で子どもの「考える力」が育った話
OECDがこれほどまでに非認知能力の重要性を説いていること、そしてそれが子どもたちの将来に大きな「差」を生むというデータに納得いただけたでしょうか?
でも、「理論は分かったけど、本当にうちの子も変わるの?」そう思うかもしれませんね。大丈夫です!私ミキゆんが、実際に非認知能力を意識して子どもたちと接するようになってから、驚くほど良い変化があったんです。ここでは、その具体的なエピソードをご紹介します。
長男(小3):サッカーでの「作戦会議」で思考力が芽生えた
小学3年生の長男は、サッカークラブに通っています。以前の彼は、練習中に少しでもミスをすると、すぐに「もうやだ!」とボールを蹴り出したり、チームメイトとの連携がうまくいかないと、しょんぼりしてしまったりすることがよくありました。
私が非認知能力、特に「問題解決能力」と「協調性」を意識し始めてから、長男への声かけを大きく変えました。試合で負けて悔しい思いをした時、「どうすれば勝てるようになると思う?」「次はどんな作戦を立てる?」と、彼自身に「考える問い」を投げかけるようにしたんです。
すると、最初は戸惑っていた長男が、少しずつ自分なりに考えを巡らせるようになりました。チームメイトとの作戦会議にも積極的に参加し、「僕、こうしたらいいと思う!」と自分の意見を言えるように。相手チームの動きを見て、「あの選手をどうマークすればいいかな?」と、戦略的な思考をする場面も見られるようになりました。
先日も、練習でなかなかうまくいかないプレーがあったのですが、彼はコーチに言われる前に、自分からチームメイトと話し合い、「こうしてみよう!」と改善策を試していました。これはまさに、「問題解決能力」と「主体性」が育ってきた証拠だと感じています。AI時代に求められる、「自ら考え、行動する力」が確実に芽生えているんです。
次男(幼稚園児):ブロック遊びで「創造性」と「試行錯誤する力」を育む
幼稚園児の次男は、ブロック遊びが大好きです。以前は、見本通りに作るのが好きだったのですが、私が非認知能力、特に「創造性」と「試行錯誤する力」を意識するようになってから、少し接し方を変えました。
例えば、彼が何かを作っている時に、「これ、どんな風に作ってみたい?」と、彼の想像力を刺激する問いかけをしたり、「もしこうしたら、どうなると思う?」と、別の可能性を提示したりするようにしたんです。
すると、次男は「僕だけの電車を作りたい!」と言って、見本とは違うオリジナルの形を作り始めました。途中で上手くいかずに崩れてしまっても、「あー!」と声を上げながらも、すぐにブロックを組み替え、「こうしたら大丈夫!」と、自分で解決策を見つけていました。
完成した時は、誇らしげに「見て!僕が考えた電車だよ!」と教えてくれました。これは、「創造性」と「問題解決能力」、そして「GRIT(やり抜く力)」が育まれた瞬間だと感じています。AIがどんなにリアルなものを作れても、「ゼロから生み出す力」は人間にしかできない、尊い「考える力」なのです。
家庭学習でも変化!「なぜ?」を深掘りする楽しさ
非認知能力を意識し始めたことで、子どもたちの家庭学習への取り組み方にも変化が見られました。
以前は、長男が算数の問題でつまずくと、すぐに私が答えを教えてしまっていました。でも、今は「この問題、どうしてこの答えになるんだろうね?」「もし、数字が違ったらどうなるかな?」と、「なぜ?」を深掘りする問いかけをするようにしました。
すると、長男はすぐに答えを求めるのではなく、自分なりに考えたり、別の解き方を試したりするようになりました。時には、インターネットで関連する知識を自ら調べ始めることも!これはまさに、「探求心」と「批判的思考力」が育っている証拠です。
「考える力」が育つと、子どもは自ら学ぶ楽しさを知り、勉強が「やらされるもの」から「楽しいもの」へと変わっていくことを実感しました。
今日からできる!家庭で「考える力」を育む実践アイデア集
ミキゆん家の変化を読んで、「うちの子にもAI時代を生き抜く『考える力』を育んであげたい!」そう思っていただけたら、本当に嬉しいです。
でも、「特別なことをしなくちゃいけないの?」「高額な塾に通わせるべき?」と心配する必要はありません。非認知能力は、日々の暮らしの中での、ちょっとした親子の関わり方一つで、大きく育むことができるんです。
私も、家計を預かる主婦として、無理なく、そしてお金をかけずにできることを工夫しています。今日からぜひ試してほしいことをいくつかご紹介しますね。
子どもの「なんで?」を「どう思う?」に変える問いかけ
子どもは無限の「なぜ?」を持っています。「なんで空は青いの?」「どうして電車は動くの?」。忙しい時につい「後でね」と流してしまいがちですが、これこそ「考える力」を育む絶好のチャンスです。
子どもの「なぜ?」に真摯に耳を傾け、すぐに答えを教えるのではなく、「〇〇ちゃんはどう思う?」「どうしたらそうなると思う?」と、問いかけるようにしましょう。
そして、「なるほど、そういう考え方もあるね!」「一緒に図鑑で調べてみようか?」「インターネットで見てみようか?」と、答えを自分で見つけるプロセスを大切にしてください。これが、子どもの「探求心」と「思考力」「問題解決能力」を伸ばします。
「自分で選ぶ」「自分で決める」機会を増やす
子どもに選択の機会を与えることは、「主体性」と「意思決定力」を育む上で非常に重要です。
- 「今日の夜ご飯、和食と洋食どっちがいい?」
- 「公園に行くなら、ブランコと滑り台、どっちから遊びたい?」
- 「お出かけに着ていく服はどれにする?」
どんなに小さなことでも構いません。自分で選んで決める経験を繰り返すことで、「自分の意見を持つ力」と「その結果に責任を持つ力」が育まれます。もちろん、危険なことや、できないことは避けつつ、できる範囲で選択肢を与えてあげましょう。
失敗はチャンス!試行錯誤を応援する声かけ
AI時代には、答えのない問題に直面することが増えます。失敗を恐れずに試行錯誤できる力が不可欠です。
子どもが何か新しいことに挑戦してうまくいかなくても、「あーあ、失敗しちゃったね」とガッカリするのではなく、「よく頑張ったね!」「どうしたら次はもっと良くなるかな?」「もう一回やってみようか?」と、前向きな姿勢で寄り添いましょう。
失敗から学び、次に活かす「レジリエンス(立ち直る力)」や、粘り強く取り組む「GRIT(やり抜く力)」は、このような親の応援と、自ら試行錯誤する経験を通じて育まれていきます。
遊びの中に「考える」要素を意識的に取り入れる
子どもにとって、遊びは最高の学びの場です。特別な知育玩具や高額な習い事がなくても、日々の遊びの中に、「考える」要素を意識的に取り入れることができます。
- ブロックや積み木遊び:見本通りではなく、「こんなお家だったらどうなるかな?」「この部品をつけたら、どんな機能が増えるかな?」など、創造力や問題解決能力を刺激する問いかけをしましょう。
- ボードゲームやカードゲーム:ルールを理解し、相手の出方を予測したり、戦略を立てて遊ぶことで、戦略的思考力や論理的思考力、感情コントロール能力が養われます。
- ごっこ遊び:役割を演じる中で、登場人物の気持ちを考えたり、ストーリーを自分で作ったりすることで、共感力、想像力、問題解決能力が育まれます。
- パズルや迷路:集中して問題解決に取り組むことで、集中力や思考力が高まります。
子どもが遊びに夢中になっている時に、「この遊びで、どんな力が育まれているかな?」という視点を持つと、声かけのヒントが見えてきますよ。
デジタルツールを「消費」でなく「創造」に活用する
AI時代に子どもが触れるデジタルツールは、単なる「消費」の道具ではなく、「創造」の道具として活用することができます。
- プログラミング学習:論理的思考力、問題解決能力、創造性を育みます。
- デジタルお絵かきや動画編集:表現力、創造性、デジタルリテラシーを高めます。
- インターネットでの調べ学習:情報の取捨選択能力、批判的思考力、探求心を養います。
単に動画を見るだけでなく、「この動画、どうやって作られているんだろう?」「この情報、本当かな?」など、一歩踏み込んだ「考える」きっかけを与えてあげましょう。親も一緒に学び、適切な使い方を教えていくことが大切です。
習い事も「考える力」を基準に選ぶ
もし習い事を考えているなら、学力向上だけでなく、「考える力」を育む視点で選んでみるのもおすすめです。
- スポーツ系の習い事(サッカー、バスケなど):チームスポーツは、戦略的思考、問題解決能力、協調性、リーダーシップ、GRITを育みます。試合での判断力や、チームでの作戦会議は、まさに「考える力」の宝庫です。
- ロボット教室やプログラミング教室:論理的思考力、問題解決能力、創造性を実践的に学ぶことができます。
- 自然体験やキャンプ:予測不能な状況に対応する適応能力、問題解決能力、探求心を養います。
もちろん、子どもが「好き!」と感じる気持ちが一番大切です。無理強いせず、子どもが楽しみながら「考える力」を伸ばせる環境を選んであげてくださいね。
まとめ:非認知能力は、AI時代の子どもたちへの最高の贈り物
長々と語ってしまいましたが、私ミキゆんが「AI時代に本当に必要な力は何か?」という問いに向き合い、非認知能力の重要性に気づいてから、子育てに対する不安が大きく軽減されました。
そして、実際に家庭で実践していく中で、子どもたちが自ら考え、工夫し、粘り強く取り組む姿を目の当たりにすることができました。
非認知能力は、学力のように目には見えにくい力です。だからこそ、親が意識して、日々の生活の中で育んでいく必要があります。そして、その努力は、必ず子どもたちの未来に素晴らしい結果をもたらします。
AIが進化し、社会が目まぐるしく変化する現代において、子どもたちが自らの力で幸せな人生を切り拓いていくためには、知識を詰め込むだけの偏差値教育だけでは不十分です。
OECDが提唱するように、「非認知能力」という心の筋肉を鍛えることで、子どもたちはどんな困難にも立ち向かい、どんな環境でも適応し、自分らしく輝くことができるはずです。それは、きっと、子どもへの最高の贈り物になるでしょう。
この情報が、あなたの子育てのヒントになり、お子さんの未来をより豊かにする一助となれば幸いです。私たち親が、AI時代の子どもたちのためにできること。それは、非認知能力を育み、彼らの「考える力」を最大限に引き出すことにあると、私ミキゆんは確信しています。
一緒に、未来を生きる子どもたちの「考える力」を育んでいきましょうね!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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