【ミキゆん流】非認知能力=「生きる力」!家庭で子どもの成長を後押しする秘訣を徹底解説
こんにちは、ミキゆんです!30代後半、夫とやんちゃ盛りの息子二人(小学3年生と幼稚園児)と、大阪近郊の郊外で毎日楽しく暮らしています。家計管理やWebライターの副業に奮闘する中で、最近は特に「子どもの教育」について深く考えるようになりました。
子育てをしていると、「この子には将来、幸せになってほしい」「社会で活躍できる人になってほしい」と、誰もが願いますよね。私自身も、長男が小学校に入学してから、学力や成績のことばかり考えて、つい焦ってしまうことがありました。
でも、最近よく耳にする「AI時代」「グローバル化」といった言葉を耳にするたび、漠然とした不安を感じていました。いくら勉強ができても、変化の激しい時代をたくましく生き抜く力がなければ、本当に幸せになれるのだろうか?と。
そんな私の疑問を解消してくれたのが、「非認知能力」という概念でした。
この非認知能力こそ、文部科学省も提唱する「生きる力」の真の姿だと、私は確信しています。テストの点数では測れないけれど、子どもたちが社会で活躍し、豊かな人生を送る上で、学力以上に、いや、学力と車の両輪のように不可欠な力だと気づいたんです。
この記事では、私ミキゆんが、私自身の経験やOECDなどの具体的なデータも交えながら、
- 非認知能力が「生きる力」と呼ばれる理由とは?
- なぜ今、日本の子どもたちにこの「生きる力」が求められているのか?
- 非認知能力が将来の成功や幸福度にどう影響するのか?
- そして、家庭で今日からできる「生きる力」を後押しする具体的な接し方
といった疑問を、皆さんに徹底的に解説していきます。
「うちの子、将来大丈夫かな?」「どんな力をつけてあげれば、幸せになれるんだろう?」と悩むあなたへ、子育ての新しい視点と、お子さんの明るい未来への希望をお届けしますので、ぜひ最後まで読んで、子育てのヒントにしてくださいね。
目次
- ミキゆんが「非認知能力=生きる力」と確信した理由
- 「生きる力」とは何か?非認知能力の視点から紐解く
- なぜ今、子どもに「生きる力(非認知能力)」が必要なのか?激変する社会の背景
- 【データで証明】「生きる力」が高い子が、将来どう生きるか
- ミキゆん家の実体験:「生きる力」が育った子どもたちの変化
- 今日からできる!家庭で子どもの「生きる力」を後押しする接し方
- まとめ:「生きる力」を育み、子どもの輝かしい未来を拓こう!
ミキゆんが「非認知能力=生きる力」と確信した理由
小学3年生の長男と幼稚園児の次男を育てる私、ミキゆんが子どもの教育について考える時、常に頭をよぎるのが「この子たちは、どんな大人になってほしいか?」という問いです。
かつての私は、ごく一般的な親と同じように、「良い学校に入って、良い会社に就職して、安定した人生を送ってほしい」と漠然と考えていました。だから、長男が小学校に入学してからは、学力や成績、習い事の成果といった「目に見えるもの」にばかり意識が向いてしまっていたように思います。
でも、現代社会は、私が子どもの頃とは比べ物にならないほど、目まぐるしいスピードで変化していますよね。AIの進化、グローバル化の加速、そして予測不能な出来事の数々…。
そんな「正解のない時代」を生きる子どもたちに、果たして「知識」や「偏差値」だけで十分なのだろうか?と、私は次第に強い不安を抱くようになりました。
いくら勉強ができても、自分で考えて行動できなければ? 困難にぶつかった時に立ち直れなければ? 他人と協力できなければ? そんな力のないまま社会に出たら、子どもたちはきっと立ち止まってしまう…。本当に幸せな人生を送ることができるのだろうか?
そんな時に出会ったのが、今、教育界で最も注目されているキーワードの一つ、「非認知能力」でした。
そして、この非認知能力こそが、文部科学省が提唱する「生きる力」の真の姿だと、私は確信するようになりました。テストの点数では測れないけれど、子どもたちが社会で活躍し、豊かな人生を送る上で、学力以上に、いや、学力と車の両輪のように不可欠な力だと気づいたんです。
私自身、非認知能力を意識して子育てを始めてから、子どもたちの表情が明るくなり、自ら課題に向き合い、乗り越えようとする姿を何度も見てきました。これは、まさに「生きる力」が育まれている証だと感じています。
「生きる力」とは何か?非認知能力の視点から紐解く
文部科学省は、平成10年から一貫して「生きる力」を教育の理念として掲げています。しかし、具体的に「生きる力」とはどんな力なのか、漠然としている方も多いのではないでしょうか?
私ミキゆんが考える「生きる力」は、まさに非認知能力そのものです。非認知能力の視点から「生きる力」を紐解いていきましょう。
文部科学省が提唱する「生きる力」の再解釈
文部科学省が提唱する「生きる力」とは、「自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断し、表現し、よりよく問題を解決する資質や能力」、そして「自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性」、さらには「たくましく生きるための健康や体力」の3つをバランスよく育むことを指します。
この定義を非認知能力の視点から見ると、非常に多くの要素が非認知能力と重なっていることが分かります。
- 「自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断し、表現し、よりよく問題を解決する資質や能力」
→問題解決能力、探求心、主体性、創造性、思考力、自己調整能力 - 「自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性」
→自己調整能力、協調性、共感力、自己肯定感、GRIT(やり抜く力)、レジリエンス(立ち直る力) - 「たくましく生きるための健康や体力」
→非認知能力が直接的に体力になるわけではありませんが、自己管理能力や目標達成能力は、健康的な生活習慣の維持にも繋がります。
このように、「生きる力」のほとんどが、学力だけでは測れない「非認知能力」によって構成されていることが理解できます。
認知能力(学力)と非認知能力の役割分担
「じゃあ、学力はもういらないの?」と思われるかもしれませんが、決してそうではありません。
- 認知能力(学力):
- 「生きるための道具・知識」です。読み書き計算といった基礎的な学力は、社会で生活する上で不可欠なツールです。
- 例えば、問題解決能力を発揮するためには、ある程度の知識や情報処理能力が必要になります。
- 非認知能力:
- 「道具を使いこなし、人生を切り拓く力」です。知識やスキルをどう活用するか、どんな困難にも立ち向かう心の強さ、人々と協力する力など、「生きるためのエンジン」のような役割を果たします。
つまり、認知能力と非認知能力は、どちらか一方だけでは不十分で、車の両輪のように、両方がバランスよく育まれることで、子どもは真の「生きる力」を身につけることができるのです。
「生きる力」を構成する非認知能力の具体例
文部科学省の定義を踏まえ、私が考える「生きる力」を構成する主な非認知能力をいくつか具体的にご紹介します。
- 自己肯定感:自分を認め、信じる力。「自分ならできる」という自信が、様々な挑戦の原動力になります。
- 自己調整能力:自分の感情や行動をコントロールする力。困難な状況でも冷静さを保ち、感情に流されずに適切な行動を選べます。
- 問題解決能力:自分で課題を見つけ、解決策を考え、実行する力。AI時代に最も求められる「考える力」の中心です。
- 協調性・社会性:他人と協力し、良好な人間関係を築く力。多様な意見を尊重し、共創する上で不可欠です。
- GRIT(やり抜く力):目標に向かって、情熱と粘り強さを持って努力し続ける力。困難にぶつかっても諦めずに最後まで頑張り抜く精神力です。
- レジリエンス(立ち直る力):逆境や失敗から立ち直り、適応し、成長する力。まさに「心の筋肉」です。
- 共感力(EQ):他人の感情や考えを理解し、その気持ちに寄り添う力。人間関係を円滑にし、リーダーシップにも繋がります。
- 主体性・自律性:誰かに言われるのではなく、自分で目標を設定し、自ら行動を起こす力。自分の人生を切り拓く基盤となります。
- 好奇心・探求心:新しいことに興味を持ち、積極的に学び、探求しようとする意欲。生涯学習の原動力です。
- 創造性:新しいアイデアや、これまでにない解決策を生み出す力。AIにはできない、人間ならではの強みです。
これらの力がバランスよく育まれることが、子どもたちの真の「生きる力」となるのです。
なぜ今、子どもに「生きる力(非認知能力)」が必要なのか?激変する社会の背景
「非認知能力が生きる力だというのは分かったけど、なぜ今、これほどまでに子どもに求められているの?」
そう思いますよね。それは、私たちが生きる社会が、かつてないほどのスピードで大きく変化し、子どもたちが直面するであろう未来が、より複雑で予測不可能だからです。
AI時代に人間が本当に求められる能力
私たちの生活に、AI(人工知能)がどんどん浸透してきていますよね。夫の会社でも、事務作業の一部がAIに代替されるようになったと聞けば、その進化の速さに驚くばかりです。
AIは、膨大なデータを処理したり、複雑な計算をしたり、パターン認識を行うのは得意です。将来的には、今人間が行っている多くの「定型的な仕事」がAIやロボットに取って代わられると言われています。
そうなると、私たち人間には何が残るのでしょうか?
それは、AIにはできない「人間らしい」能力です。具体的には、創造性、共感力、倫理観、複雑な人間関係を築く力、リーダーシップなどです。
これら全てが、まさに「非認知能力」なんです。AI時代の子どもたちが活躍するためには、知識の量よりも、AIを使いこなし、人間ならではの価値を発揮する「生きる力」が不可欠となるでしょう。
グローバル化で問われる「多様性」への適応力
インターネットの普及により、世界はぐっと近くなりました。子どもたちが大人になる頃には、多様な文化や価値観を持つ人々と協働する機会は、今以上に当たり前になるでしょう。
異文化を持つ人々と協力し、新しい価値を創造していくためには、語学力はもちろん大切です。しかし、それ以上に重要なのが、多様な価値観を認め、共感し、意見が対立した際に建設的に解決できる力です。
これは、非認知能力でいう「共感力」「協調性」「柔軟な思考力」「コミュニケーション能力」に他なりません。異なる文化や考え方に直面した時に、心が折れたり、拒否反応を示したりせず、柔軟に適応できる力こそが「生きる力」の一部なのです。
夫も、仕事で海外とのプロジェクトが増え、「言葉の壁以上に、文化の違いを理解し、相手の気持ちに寄り添うことが重要だと痛感する」と話しています。まさに「生きる力」としての非認知能力の重要性を示しているなと感じます。
予測不能な「VUCA」の時代をたくましく生き抜く
現代社会は「VUCA(ブーカ)」の時代と呼ばれています。これは、変化が激しく、不確実で、複雑で、曖昧な状況を指します。
つまり、「正解が一つではない」「答えのない問題」に常に直面する社会なのです。教科書通りの答えや、過去の成功体験が通用しない場面が多々出てくるでしょう。
このような時代を生き抜くためには、自分で問題を見つけ、自分で解決策を考え、自分で行動する力、そして、その過程で経験するであろう失敗や挫折から、いかに立ち直り、次へと活かせるか。この力がまさに「生きる力」の中核をなす、非認知能力(問題解決能力、探求心、レジリエンスなど)なのです。
OECDも推奨!世界が認める「生きる力」の重要性
非認知能力の重要性は、日本だけでなく世界中で注目されています。
経済協力開発機構(OECD)は、21世紀に子どもたちが生き抜くために必要な能力として、知識や学力だけでなく、「社会情動的スキル(非認知能力)」の育成を強く推奨しています。
OECDは、非認知能力を「未来の成功に必要なスキル」と位置づけ、その育成が子どもの幸福度や社会経済的な成功に大きく貢献すると発表しています。実際に、OECD加盟国を中心に、多くの国々で非認知能力教育が導入され始めています。
世界の教育の潮流が「非認知能力」、すなわち「生きる力」に向かっている今、私たち日本の親も、この重要な情報を知り、子どもたちの教育に取り入れることが、未来を生きる子どもたちにとって最善の選択だと、ミキゆんは強く感じています。
【データで証明】「生きる力」が高い子が、将来どう生きるか
「非認知能力=生きる力」が大切だというのは分かったけど、本当にそんなに子どもの将来に影響があるの?」「具体的に、どんな差が生まれるの?」
そう思いますよね。ここからは、非認知能力が育んだ「生きる力」が子どもの将来にどれほど大きな影響を与えるのか、私が衝撃を受けた具体的なデータや研究結果を交えながらお話ししていきたいと思います。
きっと、その「差」に驚かれることでしょう。
生涯年収、キャリア成功への影響(ヘックマン教授の研究)
非認知能力、つまり「生きる力」は、直接的にお金を生む能力ではないように思えますが、実は将来の経済的成功に大きく寄与することが、多くの研究で示されています。
ノーベル経済学賞受賞者であるジェームズ・ヘックマン教授の研究では、幼児期の非認知能力教育が、将来の学歴向上や収入増加に大きく貢献することが示されています。特に、GRIT(やり抜く力)やレジリエンス、自己調整能力、協調性といった「生きる力」の要素が高い子どもたちは、成人後の年収がそうでない子どもたちに比べて、平均で数百万円(数億円のデータも)以上高いという驚くべきデータもあります。
これは、「生きる力」が高いことで、仕事への意欲が高まったり、チームでの協働がスムーズになったり、困難な状況でも諦めずに努力し続けられたりすることで、結果的にキャリアアップや昇給につながるためと考えられています。AIが代替する仕事が増える中で、人間ならではの「生きる力」を発揮できる人材の価値はますます高まり、それが収入にも反映されるようになるでしょう。
夫の年収が約600万円の我が家にとって、このデータは非常に重要でした。子どもたちが経済的に自立し、豊かな生活を送るためにも、「生きる力」は不可欠な投資だと強く感じました。
幸福度、自己肯定感、心の健康への絶大な影響
私たち親が子どもに願うのは、何よりも「幸せに生きてほしい」ということですよね。学力が高くても、毎日が楽しくなければ、それは本当の幸せとは言えません。
様々な研究で、「生きる力」(非認知能力)が高い人ほど、人生の幸福度や自己肯定感が高いことが明らかになっています。
- 自己肯定感の向上:自分を認め、信じる力が育つことで、困難にぶつかっても前向きに乗り越えられます。
- 精神的健康の維持:レジリエンスや自己調整能力が高い人は、ストレスを抱え込まず、適切に対処できるため、うつ病や不安障害などの精神疾患のリスクが低い傾向にあります。
- 良好な人間関係:コミュニケーション能力や協調性が高い人は、周囲の人と円滑な関係を築き、社会的なつながりの中で幸福感を得やすいと言えます。
OECDの調査でも、非認知能力が「生活の満足度」と強く関連していることが示されています。次男が友達と仲良く遊べるようになってから、彼の笑顔が増え、私も「ああ、よかった」と心から安堵することができました。「生きる力」は、子どもが自分らしく、幸せな人生を送る上で不可欠な「心の土台」なのです。
問題解決能力、ストレス耐性、挫折からの回復力
VUCAの時代では、予測不可能な変化が多く、これまで経験したことのない問題に直面することも少なくありません。そんな時に、「自分で考え、解決する力」、そして「挫折から立ち直る力」が非常に重要になります。
「生きる力」(非認知能力)の中でも、特に「問題解決能力」や「レジリエンス(立ち直る力)」が高い子どもは、
- 新しい課題に直面した際に、より多くの解決策を考え出す
- 試行錯誤を繰り返し、粘り強く取り組む
- 失敗を恐れず、積極的に行動する
- ストレスを感じた時に、自分なりの対処法を見つけ、適切に乗り越える
といった傾向が強いことが示されています。一方、「生きる力」が低い子どもは、すぐに諦めてしまったり、誰かに助けを求めたり、ストレスを抱え込んでしまったりする傾向が強いとされています。
OECDは、現代社会を生き抜く上で、この「レジリエンス」を非常に重要な能力の一つとして位置づけています。AIが答えを出せない問題に対して、自ら考え、行動し、粘り強く取り組める力は、まさに「生きる力」が育むものです。
良好な人間関係、社会貢献、リーダーシップへの影響
AI時代になっても、人間社会の基本は「人」との繋がりです。良好な人間関係は、私たちの幸福感に直結します。
「生きる力」(非認知能力)の中でも、協調性、共感力、コミュニケーション能力といった社会情動的スキルは、人間関係の質に大きく影響します。
ある研究では、幼少期に高い社会性を持つ子どもは、
- 学校でいじめに遭うリスクが低い
- 成人後も友人関係が良好である
- 職場でのチームワークを円滑に進めることができる
- リーダーシップを発揮する機会が多い
- ボランティア活動など社会貢献への意欲が高い
といったポジティブな結果が報告されています。AIがどれだけ進化しても、人と人との協力関係や、チームでの創造的な活動は、人間の専売特許です。他者の気持ちを理解し、自分の意見を適切に伝え、協力して物事を進める力は、AI時代においてますますその価値を高めるでしょう。
OECDも、「社会性」が学業成績の向上や精神的健康、そして社会経済的な成功に寄与すると強調しています。
学力向上にも寄与!「生きる力」がもたらす相乗効果
「生きる力ばかりに注力したら、学力が落ちるんじゃないの?」
そんな心配をされる方もいるかもしれませんね。でも、ご安心ください。実は、「生きる力」(非認知能力)は、学力の向上にも良い影響を与えることが、多くの研究で示されているんです。
例えば、GRIT(やり抜く力)が高い子どもは、
- 難しい問題に直面しても諦めずに粘り強く考えることができる
- 宿題や課題に自主的に取り組むことができる
- 失敗から学び、次に活かすことができる
ため、結果として学業成績が伸びる傾向にあります。また、自己調整能力が高い子どもは、集中して学習に取り組むことができるため、効率的に知識を吸収できます。
これは、「生きる力」が「学習に向かう力」「学び続ける力」を育むためです。単に知識を詰め込むだけでなく、自ら学ぶ意欲や姿勢が身につくことで、結果的に学業成績も向上するという、素晴らしい相乗効果が期待できるのです。AI時代には、新しい知識を自ら学び続ける力が不可欠ですから、「生きる力」はまさに「学びの土台」と言えるでしょう。
ミキゆん家の実体験:「生きる力」が育った子どもたちの変化
ここまで、「非認知能力=生きる力」の重要性をデータで見てきましたが、「でも、本当にうちの子も変わるの?」そう思うかもしれませんね。大丈夫です!私ミキゆんが、実際に「生きる力」としての非認知能力を意識して子どもたちと接するようになってから、驚くほど良い変化があったんです。ここでは、その具体的なエピソードをご紹介します。
長男(小3):サッカーでの試行錯誤が「考える力」と「GRIT」に
小学3年生の長男は、サッカークラブに通っています。以前の彼は、練習中に少しでもミスをすると、すぐに「もうやだ!」とボールを蹴り出したり、試合で思うような活躍ができないと、ひどく落ち込んでしまったりすることがよくありました。
私は、「生きる力」としての非認知能力、特に「問題解決能力」と「GRIT(やり抜く力)」を意識し始めてから、長男への声かけを大きく変えました。試合で負けて悔しい思いをした時、「どうすれば勝てるようになると思う?」「次はどんな作戦を立てる?」と、彼自身に「考える問い」を投げかけるようにしたんです。
すると、最初は戸惑っていた長男が、少しずつ自分なりに考えを巡らせるようになりました。チームメイトとの作戦会議にも積極的に参加し、「僕、こうしたらいいと思う!」と自分の意見を言えるように。相手チームの動きを見て、「あの選手をどうマークすればいいかな?」と、戦略的な思考をする場面も見られるようになりました。
先日も、練習でなかなかうまくいかないプレーがあったのですが、彼はコーチに言われる前に、自分からチームメイトと話し合い、「こうしてみよう!」と改善策を試していました。これはまさに、「問題解決能力」と「主体性」、そして「GRIT」といった「生きる力」が育っている証拠だと感じています。
次男(幼稚園児):感情表現と共感力で「社会性」が開花
幼稚園児の次男は、活発で好奇心旺盛な反面、自分の思い通りにならないとすぐに感情的になってしまうのが悩みでした。友達のおもちゃを勝手に取ってしまったり、気に入らないことがあるとすぐに癇癪を起こしたりする姿に、私は手を焼いていました。
そこで意識したのは、「生きる力」としての非認知能力、特に「EQ(心の知能指数)」と「共感力」を育むことです。
例えば、次男が友達と喧嘩をしてしまった時。以前ならすぐに「ダメでしょ!」と叱っていましたが、非認知能力を意識してからは、「〇〇くん、今、怒ってるんだね」「お友達は今、どんな気持ちだったと思う?」と、まず彼の感情を受け止め、次に相手の気持ちを想像させる問いかけをしました。
最初はうまく言葉にできなくても、根気強く続けるうちに、次男は「怒ってるけど、おもちゃ、貸してって言えばよかった」と、自分の感情と行動を振り返り、言葉で表現できるようになっていきました。
最近では、友達と何か意見が食い違っても、感情的になることはなくなり、「ねぇ、僕はこうしたいんだけど、〇〇くんはどうしたい?」と、話し合おうとする姿勢が見られるように。これは、彼のEQと協調性といった「生きる力」が大きく育った証だと実感しています。
夫婦で「生きる力」を意識!家族全体の絆が深まる
非認知能力、つまり「生きる力」を意識し始めたのは子どもたちのためでしたが、実は私たち夫婦の関係、そして家族全体の絆にも良い影響がありました。
私が非認知能力について夫に話すたびに、彼は自身の就職氷河期の経験と照らし合わせ、「まさにその通りだ」と共感してくれるようになりました。子どもたちへの声かけや、接し方についても、夫婦で共通認識を持てるようになり、以前よりもスムーズに子育てができるようになりました。
また、夫婦間のコミュニケーションでも、非認知能力でいう「共感力」や「自己調整能力」を意識するようになりました。相手の立場を理解しようと努めたり、自分の感情に流されずに冷静に話し合ったりすることで、以前よりも円滑なコミュニケーションが取れるように。家計管理においても、夫婦で共通の目標を持ち、協力して取り組む意識が高まりました。
家族みんなで「生きる力」としての非認知能力を意識するようになってから、家の中の雰囲気も明るくなり、以前よりも笑顔が増えました。非認知能力は、子どもだけでなく、家族全体の幸福度を高めてくれる力なのだと、日々実感しています。
今日からできる!家庭で子どもの「生きる力」を後押しする接し方
ミキゆん家の変化を読んで、「うちの子にも『生きる力』を育んであげたい!」そう思っていただけたら、本当に嬉しいです。
でも、「特別なことをしなくちゃいけないの?」「高額な教育プログラムが必要?」と心配する必要はありません。非認知能力は、日々の暮らしの中での、ちょっとした親子の関わり方一つで、大きく育むことができるんです。
私も、家計を預かる主婦として、無理なく、そしてお金をかけずにできることを工夫しています。今日からぜひ試してほしいことをいくつかご紹介しますね。
「結果」より「プロセス」を褒めて自己肯定感を育む
子どもを褒める時、私たちはつい「テストで100点取ってすごいね!」「一番になってすごい!」と、結果を褒めてしまいがちです。
もちろん、結果を褒めることも大切ですが、「生きる力」としての非認知能力を育むためには、「プロセス」や「努力」を具体的に褒めることが非常に効果的です。これが、子どもの自己肯定感やGRITを育む重要なポイントです。
- 「この問題、難しかったのに、最後まで諦めずに考えたのがすごいね!粘り強くなったね!」
- 「お友達と協力して、素晴らしい作品ができたね。みんなで力を合わせるのが上手だね!」
- 「失敗しちゃったけど、それでももう一度挑戦しようとしたの、ママは嬉しいよ!」
このように具体的に褒めることで、子どもは「自分は努力すればできる」「失敗しても次がある」「自分は人の役に立つことができる」と感じ、内発的な動機付けが高まります。これが「生きる力」の土台となります。
「自分で選ぶ」「自分で決める」機会をたくさん与える
「生きる力」の中核をなす「主体性」や「意思決定力」は、子ども自身が「自分で考えて決める」経験をすることで育まれます。
子どもに選択の機会を与えることは、「主体性」と「意思決定力」を育む上で非常に重要です。どんなに小さなことでも構いません。
- 「今日の夜ご飯、和食と洋食どっちがいい?」
- 「公園に行くなら、ブランコと滑り台、どっちから遊びたい?」
- 「お出かけに着ていく服はどれにする?」
自分で選んで決める経験を繰り返すことで、「自分の意見を持つ力」と「その結果に責任を持つ力」が育まれます。もちろん、危険なことや、できないことは避けつつ、できる範囲で選択肢を与えてあげましょう。これが、将来、自分の人生を自分で切り拓く力になります。
失敗は「学びのチャンス」!チャレンジを応援する声かけ
「生きる力」としてのレジリエンス(立ち直る力)を育むには、失敗を恐れず、何度でも挑戦できる環境が不可欠です。変化の時代では、新しい挑戦には必ず失敗がつきものです。
子どもが何か新しいことに挑戦してうまくいかなくても、ついつい「危ないからやめなさい」「失敗したらどうするの」と言ってしまいがちですが、それは避けましょう。
「生きる力」を育むためには、「失敗しても大丈夫」「まずはやってみよう」というメッセージを常に子どもに伝え、チャレンジを応援する環境を作ってあげることが大切です。
例えば、子どもが難しい工作に挑戦してうまくいかなくても、「よく頑張ったね!」「次にどうしたらもっと良くなるか、一緒に考えてみようか?」と、前向きな姿勢で寄り添いましょう。転んでも立ち上がる「レジリエンス」は、このような経験を通じて育まれていきます。
子どもの「なんで?」に「どう思う?」で応える
「生きる力」の中核をなす「考える力」や「探求心」は、子どもの「なぜ?」から始まります。
子どもは無限の「なぜ?」を持っています。「なんで雨が降るの?」「どうして電車は動くの?」。忙しい時につい「後でね」と流してしまいがちですが、これこそ「生きる力」を育む絶好のチャンスです。
子どもの「なぜ?」に真摯に耳を傾け、すぐに答えを教えるのではなく、「〇〇ちゃんはどう思う?」「どうしたらそうなると思う?」と、問いかけるようにしましょう。
そして、「なるほど、そういう考え方もあるね!」「一緒に図鑑で調べてみようか?」「インターネットで見てみようか?」と、答えを自分で見つけるプロセスを大切にしてください。これが、子どもの「探求心」と「思考力」「問題解決能力」を伸ばし、「生きる力」を高めます。
お手伝いは最高の「生きる力」教育の場
「生きる力」としての「自律性」や「責任感」、そして「協調性」は、家庭でのお手伝いを通じて大きく育むことができます。
ミキゆん家では、子どもたちに積極的に家のお手伝いをさせています。洗濯物を畳む、食器を運ぶ、自分の部屋を片付ける…どんな小さなことでも構いません。
お手伝いを通じて、子どもは「自分も家族の一員として役に立っている」という貢献感を持ち、自己肯定感を高めます。また、「どうすれば効率よくできるかな?」「いつまでに終わらせよう?」と考えたりする中で、問題解決能力や計画性、そして自律性・責任感も自然と育まれていきます。家族で役割分担をすることで、協調性や協力する力も育まれます。
最初は時間がかかったり、完璧にできなかったりしても、温かく見守り、感謝の気持ちを伝えることが、子どものやる気を引き出す秘訣です。
遊びの中に「生きる力」の種を見つける視点
子どもにとって、遊びは最高の学びの場です。特別な知育玩具や高額な習い事がなくても、日々の遊びの中に、「生きる力」を育むヒントが隠されています。
- ごっこ遊び:役割を演じる中で、共感力、コミュニケーション能力、表現力、想像力といった社会性を養います。
- ブロックや積み木遊び:自由に形を作る中で、創造性、空間認識能力、問題解決能力が育まれます。「どうすれば崩れないかな?」と考えることが思考力に繋がります。
- ボードゲームやカードゲーム:ルールを理解し、相手の出方を予測したり、戦略を立てて遊ぶことで、戦略的思考力、問題解決能力、感情コントロール能力が養われます。負けても悔しさを乗り越える経験も大切です。
- 鬼ごっこや外遊び:友達との駆け引きやルールを守る中で、協調性、社会性、体力、そして困難を乗り越える力を育みます。
子どもが遊びに夢中になっている時に、「この遊びで、どんな『生きる力』が育まれているかな?」という視点を持つと、声かけのヒントが見えてきますよ。
まとめ:「生きる力」を育み、子どもの輝かしい未来を拓こう!
長々と語ってしまいましたが、私ミキゆんが「非認知能力こそが、子どもの真の『生きる力』である」と確信した理由と、その具体的な育み方についてお伝えしてきました。
以前は、学力や成績にばかり目を奪われ、子どもを叱ってばかりいたこともあります。でも、今は、子どもたちが自ら課題に向き合い、工夫し、粘り強く取り組む姿を見るたびに、心から「よく頑張っているな」「この子たちは大丈夫」と思えるようになりました。
「生きる力」(非認知能力)は、学力のように目には見えにくい力です。だからこそ、親が意識して、日々の生活の中で育んでいく必要があります。そして、その努力は、必ず子どもたちの未来に素晴らしい結果をもたらします。
AIが進化し、グローバル化が進む予測不能な現代において、子どもたちが自らの力で幸せな人生を切り拓いていくためには、知識を詰め込むだけの教育だけでは不十分です。
文部科学省もOECDも提唱するように、「非認知能力」という「生きる力」を鍛えることで、子どもたちはどんな困難にも立ち向かい、どんな環境でも適応し、自分らしく輝くことができるはずです。それは、きっと、子どもへの最高の贈り物になるでしょう。
この情報が、あなたの子育てのヒントになり、お子さんの未来をより豊かにする一助となれば幸いです。私たち親が、未来を生きる子どもたちのためにできること。それは、非認知能力を育み、彼らの「生きる力」を最大限に引き出すことにあると、私ミキゆんは確信しています。
一緒に、子どもたちの未来を拓く「生きる力」を育んでいきましょうね!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
コメント