自由研究の神業!子どもが夢中になる面白いテーマ決定版【48選から厳選】

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自由研究の神業!子どもが夢中になる面白いテーマ決定版【48選から厳選】


自由研究の神業!子どもが夢中になる面白いテーマ決定版【48選から厳選】

「自由研究、はやく終わらせなさい!」夏休み恒例のこのセリフ、もう言いたくないし、言われたくもないですよね。
毎年、夏休み終盤になって親子で大慌て…なんて光景は、もう終わりにしませんか?

もし、子どもが「明日も続きやりたい!」「これ、もっと調べてみたい!」と、寝る間も惜しむほど”夢中”になる自由研究があったとしたら…?
自由研究は、退屈な宿題なんかじゃありません。子どもの「好き」と「知りたい」という最強のエネルギーを爆発させる、最高の遊びであり、学びのプロジェクトです。

この記事では、数あるテーマの中から「これは絶対、子どもが夢中になる!」と断言できる”神業”テーマを厳選してご紹介します。食べ物、工作、ゲーム、科学マジック…あらゆるジャンルから、子どもの好奇心を鷲掴みにする面白いアイデアだけを集めました。

それぞれのテーマで、具体的な手順はもちろん、研究をレベルアップさせる「博士レポート作成の極意」まで詳しく解説。この記事を読めば、今年の自由研究は「やらされる宿題」から「我が子だけの最強プロジェクト」へと進化することをお約束します!

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【お菓子な科学者編】究極のグミを開発せよ!ぷるぷる食感の秘密

この研究が「神業」な理由

みんな大好きなお菓子「グミ」を、自分の手で一から作り出す。このテーマの魅力は、なんといっても「研究すればするほど、美味しいご褒美が待っている」ことです。ジュースの種類やゼラチンの量を変えることで、味や食感が無限に変化します。「もっと固いグミにしたい!」「もっと酸っぱいのがいい!」そんな探究心が、そのまま美味しい結果に繋がる、最高のサイクルが子どもを夢中にさせます。

冒険の準備リスト

  • 好きなジュース(りんご、ぶどう、オレンジなど種類をいくつか)
  • 粉ゼラチン
  • 砂糖(または水あめ)
  • レモン汁
  • シリコンの型(100円ショップの製氷皿など)
  • 鍋、計量カップ、計量スプーン

研究ミッション

  1. 基本のグミを作る:鍋にジュース100ml、粉ゼラチン10g、砂糖大さじ2を入れ、よく混ぜてから弱火にかけます。沸騰させないように注意しながら、ゼラチンと砂糖を完全に溶かします。火からおろし、レモン汁を少々加えて型に流し込み、冷蔵庫で冷やし固めたら完成。
  2. 条件を変えて実験:ここからが本番!「究極のグミ」を目指して、条件を一つずつ変えて比較します。
    • ゼラチンの量を変える:5g、10g、15gで作り、硬さの違いを比べる。
    • ジュースの種類を変える:りんご、ぶどう、炭酸飲料などで作り、固まりやすさや味の違いを比べる。
    • 砂糖の量を変える:砂糖なし、大さじ2、大さじ4で作り、甘さと食感の関係を探る。
  3. 評価する:出来上がったグミを「硬さ」「甘さ」「美味しさ」「見た目」などの項目で5段階評価し、記録します。家族に食べてもらい、アンケートを取るのも面白い!

「博士レポート」作成の極意

グミが固まるのは、ゼラチンの主成分「コラーゲン」というタンパク質が、冷えることで網目状の構造を作り、その間に水分を閉じ込めるからです。この「網目構造(ゲル化)」がキーワード。ゼラチンの量が多いほど網目が密になり、硬いグミになります。ジュースの種類によって固まり方が違うのは、パイナップルやキウイなどに含まれる「タンパク質分解酵素」がゼラチンの働きを邪魔するため、と考察できれば完璧です。
【極意ポイント】
レーダーチャート活用:各グミの評価(硬さ、甘さなど)をレーダーチャートで示すと、違いが一目瞭然になり、非常に見栄えがします。
官能評価:家族に目隠しして食べてもらい、どのグミが好きか投票してもらう「官能評価」を実施。その結果と理由をまとめると、ユニークな研究になります。
商品開発レポート:最終的にたどり着いた「究極のグミ」に商品名をつけ、パッケージをデザインし、「このグミのターゲット層は小学生で、特徴はハードな食感です」といった商品開発レポート風にまとめると、創造性あふれる作品になります。

【お風呂の錬金術師編】オリジナル入浴剤!シュワシュワの謎を解け

この研究が「神業」な理由

お風呂に入れるとシュワ〜っと発泡するバスボム(入浴剤)。あの泡の正体は何なのか?どうすればもっと激しく泡立つのか?この研究は、化学反応をコントロールして、自分だけの最高に気持ちいいバスボムを作り出す、まるで錬金術師のようなテーマです。作ったバスボムは毎日のお風呂で使えるので、研究の成果をすぐに体感できるのが夢中になるポイントです。

冒険の準備リスト

  • 重曹
  • クエン酸(どちらも100円ショップや薬局で手に入ります)
  • 片栗粉(またはコーンスターチ)
  • 食紅(色付け用)、アロマオイル(香り付け用)※お好みで
  • 霧吹き
  • ボウル、計量スプーン
  • ラップ、ガチャガチャのカプセルなどの型

研究ミッション

  1. 黄金比率を探る:バスボムが発泡するのは、「重曹(アルカリ性)」と「クエン酸(酸性)」が水に反応して「二酸化炭素」の泡を出すからです。まず、この2つの粉の最適な比率を探ります。
    • ボウルに重曹大さじ2、クエン酸大さじ1、片栗粉大さじ1を入れてよく混ぜます。(これが基本の比率2:1)
    • 霧吹きで水を少しずつ加えながら、手で握るとぎゅっと固まるくらいの湿り気になるまで混ぜます。(水を入れすぎると、その場で発泡してしまうので注意!)
    • 型に詰めて固め、半日〜1日乾燥させたら完成。
  2. 条件を変えて実験:「重曹:クエン酸」の比率を「1:1」や「3:1」に変えて作り、どれが一番激しく、そして長く発泡するかを比較します。お風呂(または洗面器)に入れて、発泡時間や泡の勢いを観察・記録します。
  3. オリジナルバスボム開発:最強の比率がわかったら、食紅で色をつけたり、アロマオイルで香りをつけたりして、世界に一つだけのオリジナルバスボムを完成させます。

「博士レポート」作成の極意

この研究の核心は「中和反応」です。アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸が反応して、お互いの性質を打ち消し合う際に二酸化炭素が発生します。この化学反応式(NaHCO₃ + H₃C₆H₅O₇ → Na₃C₆H₅O₇ + 3H₂O + 3CO₂)まで調べて書けると、中学生レベルの本格的なレポートになります。片栗粉は、重曹とクエン酸をくっつけ、形を保つための「結合剤」の役割を果たしていることも説明しましょう。
【極意ポイント】
反応の可視化:発泡の様子を動画で撮影し、最も激しい瞬間のスクリーンショットをレポートに貼り付けます。「泡の量」や「持続時間」をストップウォッチで計測し、比率ごとにグラフで比較すると説得力が出ます。
成分分析:市販のバスボムの成分表示を見て、自分の作ったものと何が違うか比較・考察します。「市販品には保湿成分の○○が入っている」などと分析できれば、研究に深みがでます。
効果・効能の追求:「リラックス効果を狙ってラベンダーの香り」「美肌効果を期待してはちみつを少し混ぜる」など、プラスアルファの効能を追求し、その狙いや結果をまとめると、独創性が光ります。

【スライムマスター編】最強スライムレシピ開発!質感の科学

この研究が「神業」な理由

もはや自由研究の定番ともいえるスライム作り。しかし、このテーマはただ作るだけでは終わりません。目指すは「スライムマスター」。ふわふわスライム、ぷるぷるスライム、クリアスライム、さらには磁石にくっつくマグネットスライムまで、様々な質感のスライムのレシピを開発・収集し、一冊の「秘伝のレシピ本」にまとめる、創造性と探究心が融合したテーマです。自分の「好き」を突き詰める楽しさが、子どもを夢中にさせます。

冒険の準備リスト

  • PVA配合の洗濯のり
  • ホウ砂水溶液(またはコンタクト洗浄液+重曹)
  • 絵の具、食紅
  • (質感を変える材料)シェービングフォーム、ハンドソープ、ビーズ、砂鉄など
  • ボウル、ヘラ、計量カップ

研究ミッション

  1. 基本スライムを極める:まずは基本のスライムの作り方をマスターします。洗濯のりと水を混ぜ、そこにホウ砂水溶液を少しずつ加えて混ぜるだけ。
  2. レシピ開発に挑戦:ここからがマスターへの道。様々な質感を求めてレシピを開発します。
    • ふわふわスライム:基本のスライムに、シェービングフォームを混ぜ込む。
    • ぷるぷるスライム:水の割合を増やしてみる。
    • クリアスライム:気泡が抜けるまで数日間待つ。
    • マグネットスライム:基本のスライムに砂鉄を混ぜ込む。
  3. レシピを記録する:成功したスライムは、材料の正確な分量、作り方の手順、そして「手触り」「伸び」「音(ASMR)」などの特徴を詳細に記録します。失敗したレシピも「なぜ失敗したか」の考察として記録するのが重要。

「博士レポート」作成の極意

スライムが固まる原理は、洗濯のりの成分「ポリビニルアルコール(PVA)」という長い鎖状の分子を、ホウ砂が橋渡しのように繋いで、網目構造を作る(架橋反応)ためです。この網目構造が水を抱え込むことで、独特のどろりとした質感が生まれます。シェービングフォームの泡がPVAの網目に入り込むことで、ふわふわの質感が生まれる、といったように、加えた材料がPVAの構造にどう影響したかを考察するのがポイントです。
【極意ポイント】
レシピ本形式のレポート:研究の成果を、市販の料理本のようにレイアウトします。完成したスライムの美しい写真、材料、手順、そして「マスターからのひとこと」などを添えて、世界に一冊だけのスライムレシピ本を作り上げましょう。
質感マップの作成:縦軸に「硬さ」、横軸に「伸び」などをとり、自分が作ったスライムがどの位置に来るかを示す「スライム質感マップ」を作成すると、研究の全体像が分かりやすくなります。
科学的なネーミング:作ったスライムに「高分子ゲル化サンプルA」や「気泡含有ポリマーB」など、あえて科学的な名前をつけて分類すると、ユーモアと知性が光る面白いレポートになります。

【エンジニア編】ダンボールで自動販売機!驚きのからくり工作

この研究が「神業」な理由

ボタンを押すと、お菓子やジュースがゴトンと出てくる。そんな夢の機械「自動販売機」を、ダンボールと輪ゴムだけで作り上げます。これは単なる工作ではありません。どうすればボタンと商品が連動するか、お釣りの仕組みはどうなっているか、その「からくり」を考え、設計し、試行錯誤する過程は、まさに気分はエンジニア。完成して、友達に「これ、本当に動くの!?」と驚かれた時の喜びは、何物にも代えがたいものになります。

冒険の準備リスト

  • 大きめのダンボール
  • ペットボトル、小さなお菓子の箱など、商品になるもの
  • 輪ゴム、割り箸
  • セロハンテープ、ガムテープ、木工用ボンド
  • カッター、ハサミ(大人の人と一緒に使おう)

研究ミッション

  1. 仕組みを考える(設計):まず、どんな仕組みで商品を落とすか考えます。これが一番の山場であり、面白いところ。「ボタンを押すと、割り箸のストッパーが動いて商品が転がり落ちる」など、簡単なスケッチを描いてみましょう。インターネットで「ダンボール工作 自販機」と検索すると、たくさんのヒントが見つかります。
  2. 本体を作る(製造):設計図をもとに、ダンボールを切り貼りして本体と内部の棚を作っていきます。
  3. からくりを作る(実装):ボタンとストッパーの仕組みを、輪ゴムや割り箸を使って組み立てます。ここが腕の見せ所。
  4. テストと改良:商品をセットし、ボタンを押してみます。上手く落ちない場合は、「なぜ落ちないのか?」を考え、ストッパーの角度や輪ゴムの強さを調整します。このトライ&エラーの繰り返しが、最高の学びになります。

「博士レポート」作成の極意

この研究のレポートでは、完成品だけでなく、そこに至るまでの「思考のプロセス」を見せることが重要です。特に、失敗から学んだことを強調しましょう。「最初の設計では、商品がよく詰まってしまった。原因は棚の角度が緩すぎることだった。そこで、角度を30度から45度に変更したところ、スムーズに落ちるようになった」というように、「問題→原因分析→改善策→結果」のサイクルを記録します。これは「PDCAサイクル」という、実際の仕事でも使われる問題解決の手法です。
【極意ポイント】
設計図を入れる:最初に描いたスケッチから、改良を重ねた最終的な設計図まで、その変遷を載せると、思考のプロセスが伝わります。
からくりの図解:一番こだわった「からくり」の部分を、拡大して図解します。矢印などを使って、力の伝わり方(ボタンを押す→ストッパーが動く)を分かりやすく説明しましょう。
ユーザーテストの実施:家族や友達に実際に使ってもらい、その感想や「もっとこうだったら良いのに」という意見をアンケートで集めます。それを元にした「次期モデルへの改善提案」まで書ければ、完璧なエンジニアレポートです。

【飛行力学の天才編】最強の紙飛行機はどれだ?飛距離と滞空時間の秘密

この研究が「神業」な理由

誰でも一度は作ったことのある紙飛行機。しかし、その飛び方を科学的に分析し、「最強の紙飛行機」を開発するとなれば、話は別です。翼の形、機体の重さ、折り方の違いが、飛距離や滞空時間にどう影響するのか。遊びの王様である紙飛行機を、物理学の視点から徹底的に探究する。自分の作った機体が、風を切り裂いてどこまでも飛んでいく様子は、子どもを虜にすること間違いなしです。

冒険の準備リスト

  • 折り紙、コピー用紙、画用紙など、様々な種類の紙
  • 定規、ハサミ、セロハンテープ
  • クリップ(おもり用)
  • メジャー、ストップウォッチ

研究ミッション

  1. 代表選手を作る:まず、有名な紙飛行機の折り方(「へそ飛行機」「イカ飛行機」など)を3〜4種類マスターし、同じ紙で正確に折ります。これらが比較の基準となります。
  2. 飛行実験を行う:体育館や広い公園など、風の影響が少ない場所で飛行実験を行います。「飛距離(どこまで飛んだか)」「滞空時間(何秒飛んでいたか)」を、メジャーとストップウォッチで計測します。各機体、最低5回は飛ばして、その平均値を記録するのが科学の基本です。
  3. 改造して性能UP:一番よく飛んだ機体をベースに、改造を施します。
    • 翼の形を変える:翼の端を少し折り曲げる(エルロン)とどうなるか?
    • 重心を変える:機体の前の方にクリップをつけて、重心を前にするとどうなるか?
    • 素材を変える:同じ折り方で、コピー用紙と画用紙では飛び方がどう違うか?
  4. 最強のオリジナル機を開発:実験で分かった「よく飛ぶ秘訣」をすべて盛り込んだ、自分だけのオリジナル機を開発し、その性能を計測します。

「博士レポート」作成の極意

紙飛行機が飛ぶ原理は、本物の飛行機と同じです。翼の上面と下面を空気が流れる速さの違いによって生まれる「揚力」、前に進む力「推力」(手で投げる力)、地球に引っ張られる「重力」、そして空気の抵抗である「抗力」。この「4つの力」のバランスをいかに最適化するかが、この研究のテーマです。翼を大きくすると揚力は増すが抗力も増える、重心を前にすると安定するが推力が落ちやすい、といった関係性を考察しましょう。
【極意ポイント】
実験結果のグラフ化:機体の種類ごとに、飛距離と滞空時間の平均値を棒グラフで比較すると、どの機体が優れているか一目瞭然になります。
機体の設計図と写真:自分が作ったすべての機体の写真と、特徴的な部分の折り方を示した簡単な設計図を載せましょう。特にオリジナル機の設計図は重要です。
考察の深化:「なぜイカ飛行機は滞空時間が長いのか?→翼の面積が大きく、多くの揚力を得られるからだろう」「なぜクリップを付けると安定するのか?→重心が安定し、機体のブレが抑えられるからだろう」というように、結果に対して必ず「なぜなら〜」という理由付けを考える癖をつけましょう。

【グルメな物理学者編】袋で振るだけ!5分でできるアイスクリーム作り

この研究が「神業」な理由

冷凍庫も特別な機械も使わずに、たった5分、袋をシャカシャカ振るだけでアイスクリームができてしまう!まるで魔法のようなこの実験は、驚きと美味しさを同時に体験できる、最高のテーマです。なぜ氷に塩をかけるだけで、牛乳がカチコチに凍るのか?その不思議な現象の謎に、物理学で迫ります。友達の前で実演すれば、ヒーローになれること間違いなしです。

冒険の準備リスト

  • 牛乳(または生クリーム)
  • 砂糖
  • 食塩
  • 大小2枚のジッパー付き保存袋
  • タオル、軍手(袋がとても冷たくなるため)

研究ミッション

  1. アイスのもとを作る:小さい方の袋に、牛乳100mlと砂糖大さじ1〜2杯を入れ、よく混ぜてから袋の空気を抜いてしっかりチャックを閉めます。
  2. 魔法の冷却装置を作る:大きい方の袋に、氷を半分くらい入れ、そこに食塩を氷の量の3分の1ほど(大さじ3〜4杯)入れます。
  3. 合体してシェイク!:大きい袋の中に、アイスのもとが入った小さい袋を入れ、チャックをしっかり閉めます。袋が破れないようにタオルで包み、約5分間、ひたすらシャカシャカと振り続けます。
  4. 完成!:5分後、中の袋を取り出すと…液体だった牛乳が固まり、美味しいアイスクリームになっています!
  5. 比較実験:「塩を入れない氷」でも同じように作れるか試してみましょう。(おそらく固まりません)

「博士レポート」作成の極意

このマジックの種は「凝固点降下」という科学現象です。水は普通0℃で凍りますが、塩などの不純物が混ざると、0℃よりも低い温度でないと凍らなくなります。氷に塩をかけると、氷の表面の水分に塩が溶け、その塩水は0℃では凍れないため、周りの氷から熱を奪って溶けようとします。この「熱を奪う」働きによって、周りの温度がどんどん下がり、マイナス10℃以下になることも。その結果、0℃では凍らない牛乳もカチコチに凍ることができるのです。
【極意ポイント】
温度変化の計測:料理用温度計があれば、塩を入れる前の氷水の温度と、塩を入れた後の氷水の温度を計測し、その劇的な変化を記録・グラフ化しましょう。これが「凝固点降下」の動かぬ証拠になります。
塩の量と効果の比較:塩の量を「大さじ1杯」「大さじ3杯」「大さじ6杯」と変えて、アイスが固まるまでの時間や、氷水の最低到達温度がどう変わるか比較実験すると、より科学的な探究になります。
他の材料で試す:「塩の代わりに砂糖を使ったらどうなる?」と実験してみましょう。砂糖でも凝固点降下は起きますが、塩ほど効果は大きくありません。その理由(物質の分子量の違いなど)まで考察できれば、素晴らしいレポートになります。

【自然探偵編】身近な昆虫の分布図!君の町の昆虫マップを作ろう

この研究が「神業」な理由

虫取りは、夏の遊びの定番。でも、それを一歩進めて「どこに、どんな虫が、どれくらいいるのか?」を調査し、地図にまとめれば、立派な科学研究に大変身します。自分の足で歩き、目で見て、手で捕まえる(または撮影する)フィールドワークは、ゲームの世界を探検するようなワクワク感があります。完成した昆虫マップは、君だけのオリジナル宝の地図。地域の自然環境を明らかにする、小さな生態学者の誕生です。

冒険の準備リスト

  • 虫取り網、虫かご
  • 昆虫図鑑
  • カメラ(スマートフォンでもOK)
  • 住んでいる町の地図(Googleマップを印刷するなど)
  • ノート、筆記用具、色鉛筆

研究ミッション

  1. 調査エリアを決める:「○○公園」「家の周りの半径500m」「A川の土手」など、調査する範囲を決めます。複数の異なる環境(公園、草むら、水辺など)を選ぶのがポイント。
  2. フィールドワークに出かける:決めたエリアを探検し、見つけた昆虫を捕まえたり、写真に撮ったりします。いつ、どこで、どんな虫を見つけたか、詳しくノートに記録します。
  3. 同定作業:捕まえた虫や写真に撮った虫が何か、図鑑やインターネットで調べます。この「同定(どうてい)」作業は、まさに探偵の仕事。
  4. マップを作成する:白地図の上に、見つけた昆虫のシールを貼ったり、色分けして印をつけたりして、「昆虫マップ」を完成させます。例えば、「チョウは赤丸」「バッタは緑三角」のようにルールを決めます。
  5. 「博士レポート」作成の極意

    この研究で重要なのは、ただマップを作るだけでなく、その分布の偏りから「なぜ?」を考察することです。「なぜ公園にはチョウが多く、川辺にはトンボが多いのだろう?」その理由は、昆虫の食べ物や住処となる「食草」や「環境」の違いにあります。例えば、「アゲハチョウは幼虫がミカンの葉を食べるから、ミカンの木がある場所の近くで見つかりやすい」「シオカラトンボのヤゴは水中で育つから、水辺にしかいない」といった、昆虫の「生態」と「生息環境」を結びつけて説明しましょう。
    【極意ポイント】
    環境ごとの比較:「公園」「草地」「水辺」など、環境ごとに見つかった昆虫の種類と数を集計し、表やグラフで比較します。環境による生物多様性の違いが明確になります。
    時間帯による変化:同じ場所でも、「朝」と「昼」と「夕方」で見られる昆虫が違うか、定点観測を行うと研究に時間軸の視点が加わり、深みが増します。
    環境問題への提言:「もし、この草地がなくなってしまったら、ここにいるバッタたちはいなくなってしまうだろう。だから、身近な自然を守ることが大切だ」といった、調査から見えた環境問題への気づきや提言で締めくくると、社会的な意義のある素晴らしい研究になります。

    【アニメクリエイター編】おもちゃが動き出す!ストップモーションアニメ制作

    この研究が「神業」な理由

    レゴブロックやミニカー、粘土の人形が、まるで命が宿ったかのように動き出す。そんな不思議な映像「ストップモーションアニメ」を、自分の手で作り上げるテーマです。必要なのは、スマホと根気だけ。一枚一枚の写真をつなげて、無機物に命を吹き込む過程は、まさに神の所業。完成したアニメを友達や家族に見せたときの驚きと感動は、夏一番の思い出になるでしょう。

    冒険の準備リスト

    • 動かしたいもの(レゴ、ミニカー、粘土、消しゴムなど)
    • スマートフォン(またはデジタルカメラ)
    • スマホを固定するもの(三脚、または本などで自作)
    • ストップモーションアニメ作成アプリ(無料のもので十分)

    研究ミッション

    1. 物語を考える:まず、どんなお話にするか簡単なストーリーボード(絵コンテ)を描きます。「人形が歩いてきて、お辞儀をする」など、最初は3秒程度の短いものでOK。
    2. 撮影準備:スマホを三脚などで絶対に動かないように固定します。これが一番大事!少しでもカメラが動くと、映像がガクガクになってしまいます。
    3. 撮影する:「少し動かして、1枚撮る。また少し動かして、1枚撮る」をひたすら繰り返します。1秒のアニメを作るのに、だいたい8枚〜12枚の写真が必要です。根気強く続けましょう。
    4. 編集する:撮影した写真をアプリに取り込みます。アプリが自動で写真を繋げて動画にしてくれます。再生速度などを調整し、BGMや効果音をつければ、オリジナルアニメの完成です!

    「博士レポート」作成の極意

    この研究の科学的な側面は「残像効果」という、人間の目の仕組みにあります。私たちは、少しずつ違う静止画(写真)を素早く連続で見せられると、前の映像が網膜に残っているうちに次の映像が入ってくるため、それが動いているように錯覚します。パラパラ漫画や映画も、すべてこの原理を応用しています。この「静止画の連続が動きを生む」というアニメーションの基本原理を、自分の制作過程と共に説明しましょう。
    【極意ポイント】
    メイキング映像の紹介:制作の裏側(撮影風景や絵コンテ)も写真や動画で記録しておき、レポートに「メイキング・オブ・○○」として載せると、努力の過程が伝わり、面白さが増します。
    フレームレートの比較:アニメの滑らかさは「フレームレート(1秒あたりのコマ数)」で決まります。「1秒8コマ(8fps)」の場合と「1秒15コマ(15fps)」の場合で、動きの滑らかさがどう違うか比較し、その映像をレポート(または発表)で見せると、説得力のあるプレゼンになります。
    表現技法の研究:「歩く」「走る」「ジャンプする」といった基本的な動きを、どう表現すればよりリアルに見えるか、コマの動かす幅などを研究・分析します。プロのアニメーターのような視点で自分の作品を解説できれば、もはや神業です。


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