はじめに
「子どもに仕事の楽しさと責任を体験させたい!」──そんな思いから生まれたのが、ミキゆん家の親子起業プランです。中級編では、単なる“お店ごっこ”を超えて、本物のビジネスプラン作成から販売、利益計算、次の展開までを体験。
目次
- 1. 中級編の狙いと学びのテーマ
- 2. ステップ1:ビジネスアイデア創出ワークショップ
- 3. ステップ2:事業計画書の作成プロセス
- 4. ステップ3:試作品・サービスの開発とテストマーケ
- 5. ステップ4:販売戦略と価格設定のポイント
- 6. ステップ5:実際の販売イベントレポート
- 7. ステップ6:売上管理&利益計算ワーク
- 8. ステップ7:反省会と”次の展開”ブレスト
- 9. Q&A:よくある質問とその解決策
- 10. まとめと次のステップ
1. 中級編の狙いと学びのテーマ
中級編では、親子で「リアルなビジネス体験」を通じて以下の学びを目指します。
- 企画力:市場ニーズを考え、アイデアを具体化する力
- 計画力:収支予測や販路選定など、計画書に落とし込む力
- 実行力:試作品開発、イベント開催、販売・集金などを実践する力
- 振り返り力:売上データを分析し、次の改善策を打ち出す力
「こども 起業 プラン 親子」というキーワードを記事内に効果的に配置しつつ、親子で楽しめる手順を解説します。
2. ステップ1:ビジネスアイデア創出ワークショップ
2-1. ブレインストーミングの方法
- 親子で「好きなこと」「得意なこと」を紙に書き出す
- 地域課題や季節イベントを加味し、「市場ニーズ」を親子で話し合う
- アイデアを3~5案程度まで絞り込み、付箋に記入
2-2. アイデア評価マトリクス
評価軸 | 高(×2) | 中(×1) | 低(×0) |
---|---|---|---|
収益性 | 高価格/多需要 | 中価格/中需要 | 低価格/少需要 |
実現可能性 | 簡単調達材料 | 少し専門知識要 | 難易度高い |
楽しさ | 家族全員が喜ぶ | 一部家族が楽しい | 大人のみ楽しむ |
合計点を出し、最もスコアの高いアイデアを採用。ミキゆん家では「手作りレモネード&クッキー屋さん」を選びました。
3. ステップ2:事業計画書の作成プロセス
採用アイデアを基に、親子で簡易事業計画書を作成します。
- 事業概要:提供サービス・商品名・コンセプト
- 市場分析:地域の来客層、競合状況
- 販売計画:価格設定、販売数見込み(初月50杯)
- コスト見積:材料費、会場費、印刷費など
- 収支予測:売上予測-コスト=利益見込み
小学生でも分かりやすい表形式でまとめ、親が記入サポートします。
4. ステップ3:試作品・サービスの開発とテストマーケ
実際に商品を試作し、家族や近隣に試食アンケートを実施。
- レモネード試作:砂糖量・酸味調整を親子で議論
- クッキー試作:小麦粉・バター比率を変えた3種類を作成
- 試食会:近所の子ども5名を招いてアンケート(味・見た目・価格妥当性)
- フィードバック集計:グラフで可視化し、改良点をリストアップ
試食結果を踏まえ、材料配合や価格を最終決定しました。
5. ステップ4:販売戦略と価格設定のポイント
事業計画と試食結果から、最終的な販売戦略を立案。
- 価格設定:レモネード200円/杯、クッキー3枚100円
- パッケージ:親子でデザインしたラベルを印刷
- 販路:週末のコミュニティイベント出店、SNS告知
- プロモーション:「親子割引セット(レモネード+クッキー)」で10%OFF
価格は原価率30%以下を目安に設定し、利益率を確保しました。
6. ステップ5:実際の販売イベントレポート
地域の「夏祭りワークショップコーナー」にて、実際に親子で出店。
- 準備:テント・テーブル設営、冷却用クーラーボックス
- 販売実績:レモネード50杯完売、クッキー120枚販売
- 売上:(50杯×200円)+(120枚÷3×100円)=16,000円
- コスト:材料費4,500円+備品費1,500円=6,000円
- 利益:10,000円(イベント当日の利益率62.5%)
子どもは「数字で学ぶ楽しさ」を実感し、次は出店規模拡大を目指す意欲を見せました。
7. ステップ6:売上管理&利益計算ワーク
販売後は、親子で売上とコストを集計し、家計簿アプリやExcelで管理。
- 売上データ入力:日付・商品別売上数量・金額
- コスト配賦:材料費・備品費・会場費を項目別に入力
- 利益計算:売上-コスト=純利益
- 損益分岐点分析:固定費÷(価格-変動費)で必要販売量を算出
こうした分析により、次回の出店で必要な最小販売数が明確になりました。
8. ステップ7:反省会と”次の展開”ブレスト
販売終了後、親子で反省会を実施。
- 良かった点:完売体験、ラベルデザインの好評
- 改善点:暑さ対策、待ち列整理の工夫
- 次の展開:季節商品(ホットレモネード、クッキー詰め合わせボックス)企画
ホワイトボードにアイデアをまとめ、次回イベントで試す計画を立てました。
9. Q&A:よくある質問と解決策
- Q1. 子どもだけで販売できる?
- A1. 会場規約と安全面を考慮し、親の同伴必須。金銭管理は親がサポート。
- Q2. イベント出店費用が高くて赤字に…
- A2. 手作りフェスやコミュニティ開催イベントは出店料無料~低額のものを選ぶ。
- Q3. 商品が余った場合は?
- A3. 近隣のサポートセンターや知人に寄付することで社会貢献学習にもつながる。
10. まとめと次のステップ
こども起業プラン中級編では、アイデア出しから販売、利益計算、次の企画まで、一連のビジネスプロセスを親子で体験しました。実際に「こども 起業 プラン 親子」で計画・実践することで、企画力・計画力・実行力・振り返り力が飛躍的に向上します。まずはこの記事を参考に、親子でミニビジネスをスタートしてみてください!
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