はじめに
「自分だけの家計管理アプリを作ってみたい!」――そんなワクワクを叶えるのが、郊外暮らしの主婦ミキゆんと小学4年の息子が取り組んだ〈マネーアプリ自作プロジェクト〉です。プログラミング未経験でもかんたんに操作できるScratchを使い、収入・支出の入力、グラフ表示、データ保存機能を備えたミニ家計アプリを親子で設計・開発します。マネーアプリ 作り方のSEOキーワードを散りばめつつ、要件定義からコード作成、テスト、運用まで詳解。
目次
- 1. マネーアプリ自作の目的と学びポイント
- 2. 準備編:開発環境とScratch登録
- 3. ステップ1:要件定義と画面設計
- 4. ステップ2:データ入力機能の実装
- 5. ステップ3:グラフ表示機能の実装
- 6. ステップ4:データ保存&読み込み機能
- 7. ステップ5:UI改善とカスタマイズアイデア
- 8. テスト&デバッグ:親子で動作確認
- 9. 成功事例:ミキゆん家オリジナルアプリ完成レポート
- 10. Q&A:よくある疑問と解決策
- 11. まとめと次のステップ
1. マネーアプリ自作の目的と学びポイント
Scratchを使ったマネーアプリ自作プロジェクトには、次の学びポイントがあります。
- 論理的思考:「もし~なら」「繰り返し」のプログラミング構造で家計ロジックを組む
- データ設計:変数やリストを用いて収入・支出データを管理
- 可視化力:グラフ表示機能で「見える家計」を実装
- 親子コミュニケーション:要件定義やデザインを一緒に話し合い、協働開発を体験
2. 準備編:開発環境とScratch登録
まずはScratchの開発環境を整えます。
- Scratch公式サイト(https://scratch.mit.edu)にアクセス
- 無料アカウントを取得(親のメールアドレスで登録)
- 新規プロジェクトを作成し、「マネーアプリ」と命名
- スプライト「収入ボタン」「支出ボタン」「保存ボタン」「読み込みボタン」を用意
ミキゆん家では息子にアカウント登録を担当させ、開発画面の基本操作を体験させました。
3. ステップ1:要件定義と画面設計
次に、アプリに必要な機能を要件定義し、画面レイアウトを設計します。
- 機能一覧:収入入力、支出入力、月間合計表示、グラフ表示、データ保存、データ読み込み
- UI設計:メイン画面に「入力フォーム」「リスト表示エリア」「グラフエリア」を配置
- ワイヤーフレーム:紙やホワイトボードにレイアウトを描画し、親子で確認
- 変数設計:「収入リスト」「支出リスト」「合計収入」「合計支出」の変数を定義
息子は「収入ボタンを大きく、色を緑にしたい」とアイデアを出し、親がSketchでレイアウトをまとめました。
4. ステップ2:データ入力機能の実装
収入・支出を変数に追加する機能をScratchで組みます。
- スプライト選択:「収入ボタン」スプライトを選択
- 入力ダイアログ:イベント「このスプライトが押されたとき」でaskブロックを使用し、金額を入力
- リスト追加:変数「収入リスト」に「answer」を追加
- 合計計算:変数「合計収入」に「answer」を加算
- 同様に:「支出ボタン」で支出リストと合計支出変数を作成
親子で「もし数字以外が入力されたら再入力させる」エラーチェックを追加し、ユーザビリティを向上させました。
5. ステップ3:グラフ表示機能の実装
家計データをグラフ化して表示するブロックを作成します。
- 変数「月別収支リスト」を初期化し、月毎の「合計収入-合計支出」を格納
- スプライト「グラフエリア」でペン機能を使い、リストの値を基に縦棒グラフを描画
- ループでリストを走査し、x座標をずらしながら棒の高さを動的に設定
- ラベル表示:テキストブロックで月と金額をグラフ下に表示
ミキゆん家では棒グラフの色を収入は緑、支出は赤に分け、視覚的に分かりやすく調整しました。
6. ステップ4:データ保存&読み込み機能
プロジェクトデータをローカルストレージに保存し、後で読み込む機能を実装します。
- データ変数結合:リストの中身をカンマ区切り文字列に結合
- 保存ボタン:スプライト「保存ボタン」をクリックしたら、data stringifyブロックで保存
- 読み込みボタン:ローカルストレージから文字列を取得し、splitブロックでリストに復元
- 初期化:読み込んだ値を各変数に再設定し、グラフ再描画
Scratchのクラウド変数機能を利用し、一度作ったデータをプロジェクトを閉じても保持できるようにしました。
7. ステップ5:UI改善とカスタマイズアイデア
完成した基本機能に以下のカスタマイズを加え、見た目や使い勝手を向上させます。
- テーマ切り替え:ライト/ダークモードの背景色チェンジボタン
- アイコン追加:支出カテゴリごとにアイコンを表示(食費、交通費など)
- 月別切替:プルダウンメニューで表示する月を選択可能に
- 通知機能:「今月節約目標達成」時にお祝いメッセージをポップアップ
息子は「星マークで目標達成を祝いたい!」と提案し、親がメッセージ表示ブロックを作成しました。
8. テスト&デバッグ:親子で動作確認
実装後は親子で動作テスト&デバッグを行います。
- 異常入力テスト:文字や空欄入力時の挙動確認
- 保存・読み込みテスト:複数月分データで復元動作チェック
- グラフ描画テスト:リスト値が正常に反映されるか検証
- UIテスト:ボタン配置やラベル表示の見やすさ確認
バグ修正では「読み込み後に合計変数がリセットされない」問題を発見し、初期化処理を追加して解決しました。
9. 成功事例:ミキゆん家オリジナルアプリ完成レポート
- 開発期間:親子で計5セッション(各1時間)
- 実装機能:収入/支出入力、月別合計、グラフ表示、データ保存/読み込み
- カスタマイズ:ライト/ダークモード、カテゴリアイコン、目標通知
- 親子学び:プログラミング基礎、データ管理、UI設計スキル
- 反響:学校のプログラミングクラブで発表、友人にも公開
完成後、息子は「自分で作ったアプリで家計を管理するのが楽しい!」と自信を深め、ミキゆん家の家計会議に積極的に参加するようになりました。
10. Q&A:よくある疑問と解決策
- Q1. Scratch初心者でも大丈夫?
- A1. ブロックをドラッグ&ドロップするだけの操作です。親子でゆっくり進めればOK。
- Q2. データが消えたら?
- A2. 定期的に「プロジェクトを保存」を実施。クラウド変数利用で自動バックアップも可能。
- Q3. もっと高度な機能を付けたい…
- A3. JavaScript連携ブロックや外部API利用でレート取得、クラウドDB連携など拡張できます。
11. まとめと次のステップ
Scratchでの〈マネーアプリ自作プロジェクト〉を通じ、親子でプログラミングの基礎やデータ管理、家計視覚化スキルを習得しました。要件定義→実装→カスタマイズ→テストという開発サイクルを体験することで、論理的思考力とクリエイティブ力が同時にアップ。ぜひこの記事を参考に、親子でオリジナル家計アプリを作り、金融リテラシーとプログラミングスキルを楽しく育んでください!
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