【海外赴任前に必読】ミキゆんが語る!渡航前チェックリストとトラブル回避術|家族の海外生活を成功させる準備
こんにちは、ミキゆんです!これまで、海外での家計管理、子育て、キャリア形成、帰国準備、そして日々の生活術と資産形成について、私のリアルな体験をたっぷりご紹介してきました。
今回は、これから海外赴任や海外移住を控えている皆さんに向けて、**「渡航前に、これだけはやっておくべき!」という準備の全て**をお伝えします。私も、夫の海外赴任が決まってから渡航するまでの数ヶ月間、何から手をつければいいのか分からず、毎日がバタバタでした。
「ビザの申請ってどうするの?」「日本の税金や年金の手続きは?」「どんな保険に入れば安心?」「荷物はどれくらい持っていくべき?」「子どもたちの学校はどうなるの?」…想像するだけで不安が押し寄せてきますよね。
私自身、初めての海外生活で、準備不足から「もっとこうしておけばよかった!」と後悔したことも少なくありません。だからこそ、これから海外へ旅立つ皆さんには、私と同じ失敗をしてほしくない、そして家族みんなで安心して、最高の海外生活をスタートしてほしいと心から願っています。
このブログでは、ミキゆんの実体験に基づいた**「渡航前チェックリスト完全版」**、**重要書類の準備**、**健康・防犯対策**、**賢い引っ越し術**、そして**海外生活でよくあるトラブルとその回避術**まで、具体的なノウハウを惜しみなく公開します。
この長い記事を読み終える頃には、きっとあなたの不安が解消され、「よし、これで準備万端!」と、自信を持って海外へ飛び立てるはず。一緒に、家族の海外生活を成功させましょう!
※本記事で解説する各種手続きや制度は一般的な情報であり、国や個別の状況、制度変更によって異なる場合があります。必ずご自身の責任で判断し、必要に応じて専門家や関係機関にご確認ください。
- 目次
- 1. 渡航前チェックリスト完全版:出発6ヶ月前からの計画
- 2. 賢い引っ越し術と持ち物リスト:何を持っていき、何を置いていく?
- 3. 健康・防犯・安全対策:安心して暮らすための備え
- 4. 家族の心の準備とトラブル回避術:不安を安心に変える
- まとめ:万全の準備で最高の海外生活を!
目次
1. 渡航前チェックリスト完全版:出発6ヶ月前からの計画
海外赴任や海外移住は、人生における大きな転機です。ワクワクする気持ちと同じくらい、いや、それ以上に「本当に全部準備できるのかな?」という不安が押し寄せてくるものですよね。特に、ビザや税金、年金、保険といった複雑な手続きは、専門知識が必要となるため、早めに着手することが肝心です。ミキゆんが実際に作成し、活用した**渡航前チェックリスト完全版**で、計画的に準備を進め、不安を安心に変えていきましょう。
1-1. 渡航前チェックリスト:日本でやるべき手続きを徹底解説!
海外へ旅立つまでの限られた期間で、日本でやるべき手続きは山ほどあります。抜け漏れがないよう、期間別に具体的な項目をリストアップしました。これは、私の経験と、先輩駐在妻たちの声を集約したものです。
【出発 6ヶ月前~3ヶ月前】
- 赴任先国の基本情報収集:
- 治安、気候、物価、文化、交通機関、医療システム、教育制度などを幅広く情報収集しましょう。現地の日本人コミュニティやブログも活用するとリアルな情報が得られます。
- ビザ(査証)の申請準備:
- 赴任する国での滞在目的(就労、配偶者、留学など)に応じたビザの種類、申請方法、必要書類、取得期間などを確認し、早めに準備を始めましょう。国によっては数ヶ月かかることもあります。
- パスポートの有効期限確認・更新:
- 家族全員のパスポートの有効期限が、滞在期間をカバーしているか確認しましょう。多くの国では、入国時に6ヶ月以上の残存期間が求められます。期限が短い場合は更新手続きを。
- 航空券の手配:
- 赴任日、学校の入学日などを考慮し、家族全員の航空券を手配します。早めの予約がお得です。
- 引っ越し業者選定・見積もり:
- 複数の海外引越し業者(日系、現地系など)から見積もりを取り、比較検討しましょう。荷物の量や内容(船便、航空便、手荷物)について相談します。繁忙期は予約が埋まりやすいので、早めに動くのが吉です。
- 住居の最終確認・契約手続き:
- 夫の会社が社宅を用意してくれる場合も、個人で賃貸物件を探す場合も、間取りや立地などを確認し、契約手続きを進めましょう。
- 日本の住民票・税金・年金・保険に関する情報収集・手続き準備:
- 海外転出時の住民票、住民税、所得税、国民健康保険、国民年金の手続きについて、市区町村役場や税務署、年金事務所に問い合わせて確認しましょう。特に、住民票を抜くかどうかの判断は重要です。
- 医療保険の検討・加入:
- 会社の海外駐在員保険だけでなく、必要に応じて追加で個人加入する保険(医療、損害賠償など)を検討しましょう。
- 子どもの学校・教育に関する情報収集:
- 日本人学校、インターナショナルスクール、現地の公立学校など、選択肢を検討し、入学手続きに関する情報を集め始めましょう。予防接種のスケジュールも確認。
- 日本の銀行口座・クレジットカードの整理:
- 維持する口座、解約する口座、海外送金サービス(Wiseなど)の利用など、今後の管理方法を検討しましょう。
- 印鑑登録の抹消(住民票を抜く場合):
- 住民票を抜く場合は、印鑑登録も抹消されます。必要な印鑑登録証明書は早めに取得しておきましょう。
【出発 1ヶ月前~2週間前】
- 荷物の仕分け・梱包開始:
- 引っ越し業者との最終確認に基づき、船便、航空便、手荷物に分ける作業を開始。不要なものは思い切って処分しましょう。
- 携帯電話・インターネット・固定電話の解約手続き:
- 最終利用日を伝え、清算手続きを行います。
- 郵便物の転送手続き:
- 日本郵便の転居・転送サービス(海外転出時は原則不可だが、場合により例外も)、あるいは日本の実家や友人への転送依頼を手配します。
- 各種サブスクリプションサービスの解約・住所変更:
- 日本の動画配信サービス、オンラインストア、定期購入サービスなどの解約や、クレジットカード情報の更新を忘れずに。
- 海外送金サービスの登録・テスト送金:
- Wiseなどのサービスに登録し、少額でテスト送金を行っておくと安心です。
- 自動車の処分・売却・一時抹消登録:
- 自動車を所有している場合は、売却や一時抹消登録の手続きを行います。
- 現地の通貨・少額現金の準備:
- 到着後すぐに使えるよう、現地の通貨を少し準備しておきましょう。
- 家族への挨拶・お礼:
- 実家や親戚、友人へ、出発前に挨拶に行きましょう。
- 海外生活情報収集の最終段階:
- 現地到着後すぐに必要となる情報(空港から家までの移動手段、最寄りのスーパー、病院など)を最終確認しましょう。
【出発 1週間前~当日】
- 最終の荷物チェック:
- 手荷物と預け入れ荷物の最終確認。忘れ物がないか、制限重量を超えていないかを確認。
- 重要書類の最終確認・携帯:
- パスポート、ビザ、航空券、保険証券、銀行書類など、手元に置いておくべき書類をまとめる。デジタルデータとしても保存しておくと安心です。
- 自宅の掃除・引き渡し:
- 賃貸物件の場合、引き渡しに向けて掃除を行い、管理会社や大家さんと最終確認。
- 電気・ガス・水道の元栓締め(賃貸の場合):
- 最終確認として、忘れずに元栓を閉めましょう。
ミキゆんも、このロードマップを参考に、リストを作り、一つ一つチェックしながら進めていました。早めに着手することが、焦らずスムーズに準備を進める秘訣です。特に、役所関係やビザの手続きは時間がかかることが多いので、余裕を持って行動しましょう。
1-2. ビザ・パスポート・予防接種…海外赴任に必須の重要書類準備
海外赴任や移住において、最も重要な準備の一つが**「重要書類の準備」**です。特に、**ビザ、パスポート、そして健康に関する書類**は、渡航や現地での生活の基盤となります。不備があると、入国できなかったり、現地で困ったりすることもあるので、入念にチェックしましょう。
必須の重要書類リスト
- パスポート:
- 家族全員のパスポートの有効期限が、滞在予定期間をカバーし、かつ入国時に6ヶ月以上の残存期間があるか確認しましょう。期限が短い場合は、必ず更新手続きを。
- ビザ(査証):
- 赴任する国、滞在目的(就労、配偶者、留学など)に応じたビザの取得が必須です。申請方法、必要書類(招聘状、戸籍謄本、銀行残高証明など)、取得期間は国によって大きく異なります。
- 夫の会社が手配してくれることが多いですが、家族ビザについては自分たちで準備が必要な場合もあります。
- 航空券・Eチケット控え:
- 家族全員分の航空券(Eチケット)の控えを印刷して持参しましょう。
- 予防接種の証明書:
- 渡航先の国が義務付けている予防接種がある場合、その接種証明書(英文)が必要です。子どもの予防接種記録(日本の母子手帳の英文翻訳など)も用意しておきましょう。
- 英文の健康診断書:
- ビザ申請時や、現地の学校入学時に提出を求められることがあります。かかりつけ医に相談し、英文で作成してもらいましょう。
- 医療保険証券・海外旅行保険証券:
- 万が一の際にすぐに提示できるよう、印刷して携帯し、スマホにもデータで保存しておきましょう。緊急連絡先も控えておきます。
- 戸籍謄本、住民票の除票、戸籍の附票:
- ビザ申請や現地での手続き、帰国後の手続きなどに必要となる場合があります。複数部取得し、念のため英文翻訳も用意しておくと安心です。
- 銀行の残高証明書(英文):
- ビザ申請時や、現地の銀行口座開設時に提出を求められることがあります。日本の銀行で英文で発行してもらいましょう。
- 日本の運転免許証・国際運転免許証:
- 日本での運転免許証は更新を忘れずに。国際運転免許証は、渡航先の国での運転を予定している場合に取得しましょう。
- クレジットカード(予備含む):
- メインとサブで複数枚持っていくと安心です。海外旅行保険が付帯しているカードもあります。
保管のコツ
- **全てコピーを取る**:紛失や盗難に備え、全ての重要書類のコピーを複数部用意し、スーツケース、手荷物、自宅の金庫など、分散して保管しましょう。
- **データ化してクラウド保存**:PDFなどでスキャンし、Google DriveやDropboxなどのクラウドサービスに保存しておけば、いつでもアクセスできます。
- **家族で共有**:夫婦間でどこに何があるか共有し、緊急時にどちらでも対応できるよう準備しておきましょう。
これらの書類は、一つでも欠けると手続きが滞る原因になります。余裕を持って準備を始め、何度もチェックを重ねましょう。
1-3. 海外赴任前に行うべき税金・年金・保険の手続き詳細
海外赴任が決まったら、日本の**税金、年金、保険**の手続きは非常に重要です。正しく手続きしないと、帰国後に思わぬ課税を受けたり、年金受給に影響が出たりする可能性があります。前々回の記事でも触れましたが、渡航前にやるべきことの詳細を改めて解説します。
税金の手続き
- 住民票の転出届提出:
- 市区町村役場で「海外転出届」を提出します。これにより、住民票が抹消され、翌年度から日本の住民税が課税されなくなります。
- ※ただし、住民票を抜くことで国民健康保険や国民年金の資格を失う、印鑑登録証明書が取得できなくなるなどのデメリットも考慮しましょう。一時的な海外滞在の場合は抜かない選択肢もあります。
- 所得税の確定申告(出国時):
- 出国日までに、その年の1月1日から出国日までの所得について確定申告(準確定申告)を行います。納税管理人がいれば、代行してもらうことも可能です。
- 日本の不動産収入や副業収入などがある場合は、非居住者として引き続き日本の税務申告が必要になる場合があります。
- 納税管理人の選定:
- 海外在住中に日本の税務手続きを代行してくれる「納税管理人」を定めることができます。親族や税理士にお願いすることが多いです。
年金の手続き
- 国民年金:
- 海外へ転出した場合、国民年金の強制加入義務はなくなります。しかし、将来の年金受給額を減らしたくない場合は、任意加入制度を利用して継続して保険料を納めることができます。
- ミキゆんの場合: 私は将来のために国民年金の任意加入を継続しました。最寄りの年金事務所で手続きが必要です。
- 厚生年金:
- 夫が日本の会社からの給与であれば、引き続き厚生年金に加入し続けることが多いです。会社を通じて手続きが行われます。
- 現地法人に籍を移す場合は、日本の厚生年金から脱退し、現地国の年金制度に加入することになります。
- ねんきん定期便の住所変更:
- 海外転出後も、ねんきん定期便を受け取れるように、日本の住所(実家など)に変更しておきましょう。
健康保険の手続き
- 国民健康保険:
- 住民票を抜けば、国民健康保険の資格を失います。海外赴任中は、会社の駐在員保険や現地の医療保険に加入することになります。
- 会社が加入している健康保険:
- 夫の会社が加入している健康保険組合によっては、海外赴任中も一定期間、日本の健康保険の資格を維持できる場合があります。会社に確認しましょう。
これらの手続きは非常に複雑で、個々の状況によって対応が異なります。必ず渡航前に、市区町村役場、税務署、年金事務所、そして会社の担当部署に問い合わせて、自分の状況に合った手続きを確認し、専門家(税理士、社労士)に相談することをおすすめします。
1-4. 医療保険・海外旅行保険はどれを選ぶ?駐在員家族におすすめの保険とは
海外での生活で最も心配なことの一つが、病気やケガの時の**医療費**ではないでしょうか。国によっては、医療費が非常に高額になるケースもあります。安心して海外生活を送るために、適切な**医療保険や海外旅行保険**に加入することは必須です。前々回の記事でも触れましたが、駐在員家族におすすめの保険と選び方について詳しく解説します。
駐在員家族におすすめの保険
- 会社の海外駐在員保険(メイン):
- 夫が駐在員の場合、会社が手厚い海外駐在員向けの医療保険に加入してくれていることがほとんどです。これがメインの保障となります。
- ミキゆんの場合: 我が家もそうでした。多くの場合、現地の公的医療保険に加入し、それを補完する形で会社の民間医療保険に加入しており、医療費はほぼ全額カバーされていました。
- 補償内容(医療費上限、歯科治療、眼科、予防接種、持病のカバー、日本での一時帰国時の受診)、緊急アシスタンスサービス(日本語対応、医療機関紹介、緊急移送サービスなど)をしっかり確認しましょう。
- 海外旅行保険(補完的、または一時的な利用):
- 短期の旅行であれば「海外旅行保険」で十分ですが、長期で海外に住む場合は、期間が短いため不向きです。
- ただし、渡航直後で会社の保険が適用されるまでのつなぎとして、あるいは一時帰国中の補償として検討するケースもあります。
- 個人加入の海外長期滞在者向け保険(会社からの保障が手薄な場合):
- もし、会社の保険が不十分だと感じる場合や、個人的に海外移住する場合(夫が現地採用など)は、自分で海外長期滞在者向けの民間保険への加入を検討しましょう。
- **選ぶ際のポイント**:
- 補償額は「無制限」が安心:特に医療費が高額な国では、自己負担上限額が設定されていない「無制限」タイプを選ぶことを強くお勧めします。
- 日本語対応の有無:緊急時に日本語で相談できる窓口があるか確認しましょう。
- 補償内容の広さ:医療費だけでなく、携行品損害、賠償責任、緊急一時帰国費用など、生活全般のリスクをカバーするものが多くあります。
保険は「もしも」の時の備えです。保険料は決して安くありませんが、いざという時の安心を買うものだと割り切って、最適なものを選びましょう。
1-5. 日本の銀行口座・クレジットカードは維持?閉鎖?賢い選択と準備
海外赴任が決まったら、日本で使っていた**銀行口座**や**クレジットカード**をどうするか、という問題に直面します。維持するのか、閉鎖するのか、賢い選択と準備が必要です。
日本の銀行口座
- 原則維持する:
- ほとんどの場合、日本の銀行口座は維持することをおすすめします。
- **理由**:
- 副業収入の受取(日本のクライアントから)
- 日本の年金や保険料の支払い、税金の還付
- 日本の家族への送金、または家族からの送金
- 日本のクレジットカードの引き落とし
- 将来の帰国資金の保管
- 注意点:
- 非居住者になると、一部の金融サービス(投資信託の新規購入など)が制限されたり、口座が「非居住者用口座」に切り替わったりする場合があります。利用している銀行に確認しましょう。
- 海外から日本の銀行口座の管理(振り込み、残高確認など)ができるよう、**オンラインバンキングの設定**を済ませておきましょう。
- ミキゆんの場合: 夫の給与は日本の銀行口座に振り込まれ、そこから海外送金していました。私の副業収入も日本の口座で受け取っていました。
日本のクレジットカード
- メインカードは維持、サブカードは検討:
- メインで使用しているクレジットカードは、引き続き維持することをおすすめします。
- **理由**:
- 日本のオンラインサービスでの決済、サブスクリプションの支払い
- 一時帰国時の支払い
- 海外旅行保険が付帯している場合がある
- 現地のクレジットカードが作れない場合の予備
- 注意点:
- 海外での利用時に、別途海外事務手数料がかかることがあります。手数料が低いカードを選ぶと良いでしょう。
- 紛失や盗難時のサポート体制(日本語対応、緊急再発行など)を確認しておきましょう。
- 不要なカードは、この機会に解約することも検討しましょう。年会費の節約になります。
海外赴任中は、日本の銀行やクレジットカードにアクセスする機会が意外と多くあります。事前に管理方法を検討し、必要な手続きを済ませておきましょう。
1-6. 現地での銀行口座開設準備、失敗しないためのチェックリスト
海外での生活を始める上で、**現地の銀行口座開設**は避けて通れません。給与の受け取り、家賃の支払い、日々の生活費の管理など、あらゆる場面で必要になります。日本とは異なる点も多いため、事前にチェックリストを用意して臨みましょう。
チェックリスト
- 必要書類の確認:
- 国や銀行によって異なりますが、一般的に以下の書類が求められます。
- パスポート
- ビザ(滞在許可証)
- 住所証明(賃貸契約書、公共料金の請求書、勤務先のレターなど)
- 納税者番号(SSN, TINなど、国によって名称が異なります)
- 勤務先の情報(会社からの紹介状など)
- 事前に銀行のウェブサイトで情報を集め、不明点は問い合わせてから出向くのがおすすめです。書類不備で何度も窓口に足を運ぶことになると、時間と労力の無駄です。
- 国や銀行によって異なりますが、一般的に以下の書類が求められます。
- 信頼できる銀行の選定:
- 大手銀行や、日本人コミュニティで評判の良い銀行を選びましょう。オンラインレビューなども参考に。
- 口座維持手数料の有無:
- 海外の銀行では、口座維持に手数料がかかる場合があります。一定の預金残高を維持すれば無料になるなどの条件があることが多いので、確認しましょう。
- ATMの手数料:
- 自社ATM以外での引き出し手数料や、海外ATM利用手数料を確認しましょう。
- オンラインバンキングの利便性:
- 日本語対応の有無や、アプリの使いやすさも重要です。海外から日本の口座も管理できるよう、スムーズに利用できるものが便利です。
- カスタマーサポートの質:
- 英語や現地語に自信がない場合、日本語対応窓口があるか確認しましょう。トラブル時の対応も重要です。
- デビットカード・クレジットカードの機能:
- 買い物やATMでの利用限度額、海外利用の可否などを確認。デビットカードが主流の国もあります。
ミキゆんの夫は会社のサポートで比較的スムーズに口座開設できましたが、個人で手続きする場合は、かなりの労力を要します。余裕を持って、早めに準備を始めましょう。
2. 賢い引っ越し術と持ち物リスト:何を持っていき、何を置いていく?
海外赴任・移住において、最も頭を悩ませるのが「荷物の問題」ではないでしょうか。大量の荷物をどう運ぶか、そして「何を持っていくか」「何を置いていくか」という判断は、費用と現地の生活の快適さに直結します。ミキゆんが実践した、賢い引っ越し術と持ち物リストをご紹介します。
2-1. 海外引越し業者選びのポイントと荷物仕分け術:船便?航空便?(再確認)
海外からの**引っ越し**は、国内の引っ越しとは比べ物にならないほど複雑です。特に**引越し業者選び**と**荷物仕分け**は、費用と労力に直結する重要なポイントです。(前々回の記事でも触れましたが、改めて詳しく解説します)
海外引越し業者選びのポイント
- 複数の業者から見積もりを取る:
- 日系、現地系、国際系など、複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。見積もり内容(梱包資材、保険、通関手続き代行、現地での開梱サービスなど)を細かく確認することが重要ですし、業者の対応や信頼性も見極めましょう。
- 対応言語:
- 日本語でのサポートが受けられるか確認しましょう。複雑なやり取りが多いので、言葉の壁がない方が安心です。
- 実績と評判:
- 海外引越しの実績が豊富か、利用者からの評判が良いか(オンラインレビューや日本人コミュニティの口コミ)を確認しましょう。
- 保険内容:
- 万が一の破損や紛失に備え、保険内容が充実しているか、補償額は十分かを確認しましょう。
- 通関手続きのサポート:
- 国によって持ち込み禁止品や関税のルールが異なるため、通関手続きのサポート体制も重要です。
荷物仕分け術:船便?航空便?手荷物?
- 船便(海上輸送):
- メリット:費用が最も安い。大量の荷物を送れるため、大型家具や大量の食器、衣類などを運ぶのに適しています。
- デメリット:到着まで非常に時間がかかる(1~3ヶ月以上)。
ミキゆんの場合: 普段使わない季節もの衣類、日本でしか手に入らない本や漫画、思い出の品(写真アルバムなど)、日本の食器、調味料のストックなどを送りました。
- 航空便(航空輸送):
- メリット:比較的早く到着する(1~2週間)。帰国後すぐに必要なものを送るのに適しています。
- デメリット:費用が高い。送れる荷物の量や重量に制限がある。
ミキゆんの場合: 赴任後すぐに必要なもの(子どもたちの学習教材、最低限の衣類、普段使う調理器具の一部、日本の薬、子どものお気に入りのおもちゃなど)を送りました。
- 手荷物(自身で持ち帰る):
- メリット:すぐに使える。貴重品や壊れやすいもの(PC、カメラなど)、重要書類を安全に運べる。
- デメリット:量に制限がある。航空会社の規定の重さやサイズを超えると、追加料金がかかります。
ミキゆんの場合: パスポート、ビザ、航空券、保険証券、銀行書類、PC、子どものお気に入りのぬいぐるみ、数日分の着替え、日本の常備薬などを手荷物に入れました。
荷物の仕分けは、本当に神経を使いました。特に、赴任後すぐに何が必要かをリストアップし、航空便に入れるべきものを厳選しました。不要なものは、この機会に思い切って処分する「断捨離」も重要です。
2-2. 電化製品は現地調達?日本から持っていく?ミキゆんの失敗談から学ぶ(再確認)
海外赴任・移住が決まったら、**電化製品**をどうするかは悩ましい問題です。「日本から持っていくべき?」「現地で買った方が良い?」判断を誤ると、無駄な出費やストレスに繋がります。ミキゆんの失敗談から学んでいきましょう。(前々回の記事でも触れましたが、改めて詳しく解説します)
ミキゆんの失敗談
私は、日本のヘアアイロンをそのまま持って行って使おうとしたのですが、現地の電圧とプラグの形状が合わず、結局使えませんでした…。変圧器を使えば使えたのですが、消費電力が大きい家電は、それに対応する変圧器も大型で高価になります。そして、変圧器を使っても海外で故障するリスクもあるので、結局は使わずじまいでした。
判断のポイント
- 電圧とプラグの形状を必ず確認!:
- 最も重要です。現地の電圧(100V, 110V, 220V, 240Vなど)とプラグの形状(A, B, C, BFなど)を必ず確認しましょう。対応していないと故障の原因になります。
- 消費電力を考慮する:
- 消費電力が大きい家電(炊飯器、電子レンジ、ドライヤー、ヘアアイロン、電気ケトルなど)は、適切な変圧器が高価になり、発熱の危険性も高まります。基本的には現地調達がおすすめです。
- 精密機器は電圧対応の幅が広いことが多い:
- ノートパソコン、スマホの充電器、デジタルカメラなどは、海外電圧(100V-240V対応)に対応しているものが多く、変換プラグだけで使えることが多いです。
- 修理・サポート体制:
- 現地で故障した場合の修理やサポート体制も考慮しましょう。海外で日本製家電の修理は難しいことが多いです。
- どうしても手放したくない「こだわり品」は慎重に:
- 日本の炊飯器のように、どうしても譲れないこだわりがある家電であれば、海外対応モデルの購入や、大型変圧器の使用を検討しても良いでしょう。
- ミキゆんの場合: 我が家は日本の炊飯器を厳選して持っていき、変圧器を使っていました。美味しいご飯のためなら!という判断でした。
- 現地での価格と品質:
- 現地で同等の家電をいくらで買えるか、品質はどうか、なども比較検討しましょう。
結果的に、変圧器を買う費用や手間、故障リスクを考えると、多くの電化製品は現地調達する方が賢明だと痛感しました。日本の家電は、コンパクトで高性能なものが多いので、名残惜しいですが、割り切りも大切です。
2-3. 海外生活で「本当に役立った」持ち物厳選リスト【100均グッズも!】
海外赴任・移住の際、「あれもこれも必要かも…」と荷物が増えがちですが、本当に役立つものは意外と限られています。ミキゆんが実際に海外生活で使って**「これは持ってきてよかった!」「これなしでは過ごせない!」**と感じた**持ち物**を厳選してご紹介します。中には、日本の100均グッズも大活躍しました!
本当に役立った持ち物厳選リスト
- 日本の常備薬、子ども用医薬品(多めに):
- 使い慣れた風邪薬、胃腸薬、アレルギー薬、絆創膏、体温計、消毒液など。海外では手に入りにくかったり、成分が違ったりすることがあります。
- 日本の調味料(少量):
- 最初は味覚の慣らしに。醤油、味噌、だしの素、顆粒だし、めんつゆなど。特に、粉末やフリーズドライのものは軽くて便利です。
- 日本の文房具:
- 品質が良く、使いやすい日本のペン、ノート、消しゴム、ハサミ、のりなど。子どもの学習用にも重宝します。
- S字フック、粘着フック(100均):
- 収納スペースが限られる海外の家で大活躍。ちょっとしたものを吊るしたり、収納を増やしたりするのに便利です。
- 圧縮袋(100均):
- かさばる衣類や寝具をコンパクトにできるので、引っ越し時や一時帰国の際に重宝します。
- 洗濯ネット(100均):
- デリケートな衣類を洗うのに必須。海外でも似たものはありますが、日本のものが丈夫で使いやすいです。
- 小分け容器、ジップロック(100均):
- 食材の保存や子どものおやつ入れに。日本のものがきめ細かく、使い勝手が良いです。
- 携帯用ウェットティッシュ、除菌シート:
- 外出先でサッと使えるので、子連れには必須アイテム。
- 水筒・お弁当箱:
- 日本の品質の良い水筒やお弁当箱は、海外でも重宝します。
- 変圧器・変換プラグ(必要に応じて):
- 現地電圧に対応していない精密機器など、どうしても持っていきたいものがある場合に。
- 子ども用のお気に入りの絵本、おもちゃ:
- 特に渡航直後、慣れない環境での子どもの心の安定に役立ちます。
出発前はあれこれ詰め込みたくなりますが、本当に必要なもの、現地で代替できないものを見極めることが大切です。「なくても困らないもの」は、思い切って置いていきましょう。
2-4. 薬の持ち込み、海外で必要な常備薬と持ち込み制限の確認(再確認)
海外へ渡航する際、**常備薬**を持参したいと思う方も多いでしょう。しかし、国によっては持ち込み制限があったり、成分によっては持ち込みが禁止されていたりする場合があります。事前に確認し、必要なものを準備しましょう。(前々回の記事でも触れましたが、改めて詳しく解説します)
持ち込み制限の確認(最重要!)
- **渡航先の国の**大使館や領事館のウェブサイト**で、医薬品の持ち込みに関する規定を必ず確認しましょう。**
- 特に、**麻薬成分や向精神薬に指定されている成分**が含まれる薬(睡眠導入剤、一部の鎮痛剤、ADHD治療薬など)は、持ち込みが厳しく制限されることが多いです。医師の診断書や処方箋の英文翻訳が必要になる場合があります。
- 風邪薬や胃腸薬など、一般的な市販薬であっても、多量に持ち込むと問題になることもあるので注意が必要です。
海外で必要な常備薬(ミキゆんのおすすめ)
- **解熱鎮痛剤**:子ども用、大人用。発熱や頭痛、生理痛などに対応できるものを。
- **胃腸薬**:食べ慣れないものによる胃もたれ、下痢止め、便秘薬など。
- **アレルギー薬**:花粉症やアレルギー体質の方は、日本で飲み慣れたものを。
- **絆創膏・消毒液**:ちょっとした擦り傷や切り傷に。
- **虫刺され薬・かゆみ止め**:特に温暖な地域や、蚊が多い地域では必須。
- **のど飴・うがい薬**:乾燥対策や風邪の初期症状に。
- **使い捨てマスク**:感染症対策として。
- **体温計**:子どもが熱を出した時にすぐに測れるもの。
- **乗り物酔い薬**:移動が多い場合は念のため。
現地でも薬は手に入りますが、成分や効能が日本のものと異なることもあります。特に子どもの薬は、日本で使い慣れたものを少量持っていくと安心です。英語での説明書や、成分表示の英語訳も持参すると良いでしょう。
2-5. 日本の書籍・教材の持ち込みと現地での調達方法
海外生活中に、日本の**書籍や子どもの学習教材**が必要になることは多いものです。持ち込みのコツと、現地での調達方法を知っておきましょう。
日本の書籍・教材の持ち込み
- 船便で送る:
- 重たい本は、引っ越し時に船便でまとめて送るのが費用を抑える方法です。ただし、到着まで時間がかかるので、すぐに読みたいものは手荷物や航空便で。
- 電子書籍を活用:
- 最もおすすめの方法です。日本の電子書籍ストアで本を購入すれば、タブレットやスマホで海外どこからでも読めます。紙の本よりはるかに持ち運びが楽で、保管場所も取りません。
- ミキゆんの場合: 子どもたちの日本の参考書や、私が読む雑誌は、ほとんど電子書籍に切り替えました。
- 厳選して手荷物・航空便で持ち込む:
- 子どもが好きな絵本や、読み書きの学習に必須のドリルなど、厳選して手荷物や航空便で持っていくと、到着後すぐに使えて安心です。
現地での調達方法
- アジア系スーパー・日系スーパー:
- 一部のスーパーでは、日本の雑誌や漫画、児童書が販売されていることがあります。
- 現地の日本語書店:
- 一部の大都市には、日本の書籍を専門に扱う書店があります。
- オンラインショップ(海外発送対応):
- 日本のオンライン書店の中には、海外発送に対応しているところもあります。送料はかかりますが、新刊や特定の書籍を手に入れるには便利です。
- 日本人コミュニティでの譲渡・交換:
- 帰国する日本人家庭から、使わなくなった書籍や教材を譲ってもらったり、交換したりする機会もあります。
- 現地の図書館:
- 一部の図書館には、日本語の書籍コーナーが設けられています。
日本の書籍は、子どもの日本語教育だけでなく、親の心の安定にも繋がります。工夫して、日本の文化に触れる機会を確保しましょう。
3. 健康・防犯・安全対策:安心して暮らすための備え
海外での生活は、日本とは異なる健康リスクや治安状況に直面することがあります。家族みんなが安心して暮らすためには、事前の**健康・防犯・安全対策**が非常に重要です。ミキゆんが実践した、具体的な備えをご紹介します。
3-1. 子どもの予防接種、日本と海外のスケジュール比較と注意点(再確認)
子どもの**予防接種**は、海外赴任や移住の際に特に注意したい点です。日本と海外では、**推奨されるワクチンの種類や接種スケジュールが異なる**ことが多いからです。不備があると、現地の学校に入学できない、感染症のリスクが高まる、などの問題が生じる可能性があります。(前々回の記事でも触れましたが、改めて詳しく解説します)
スケジュール比較と準備
- 渡航先の国の推奨リストを確認:
- 赴任する国が義務付けている、または推奨している予防接種リストを、現地の保健機関や大使館のウェブサイトで確認しましょう。
- 日本の予防接種スケジュールとの比較:
- 日本の母子手帳に記載されている接種記録と、現地の推奨リストを比較し、不足しているものがないか確認しましょう。
- 特に、日本にはないが現地では一般的な感染症に対するワクチン(例:ロタウイルス、髄膜炎菌ワクチン、水痘(帯状疱疹)など)は、必要に応じて接種を検討しましょう。
- 渡航前に接種できるものは済ませておく:
- 海外で接種するよりも、日本で済ませておく方が安心です。かかりつけの小児科医に相談し、スケジュールを立ててもらいましょう。
- 予防接種記録の保管:
- 海外で接種した予防接種も、必ず**英文の接種証明書**(Vaccination Record / Immunization Record)を発行してもらい、きちんと保管しておきましょう。帰国後の日本の小学校入学時に、提出を求められることもあります。
- ミキゆんの場合: 日本の母子手帳は、海外でも子どもの健康状態を伝える大切な情報源でした。予防接種の記録も詳しく記載されているので、海外でも常に携帯するようにしていました。
ミキゆん’s Voice:母子手帳は大事なパスポート!
日本の母子手帳は、海外でも子どもの健康状態を伝える大切な情報源です。予防接種の記録も詳しく記載されているので、海外でも常に携帯するようにしていました。現地の医師にも見せると、スムーズに理解してもらえます。コピーを取ってデータ化しておくこともお忘れなく。
3-2. 現地の治安情報、どこで手に入れる?常にアンテナを張るミキゆん流(再確認)
海外で安心して暮らすためには、**現地の治安情報**を常に把握しておくことが非常に重要です。特に子連れの場合、安全は最優先事項ですよね。ミキゆんが実践していた情報収集術と、日頃からの心構えをご紹介します。(前回の記事でも触れましたが、改めて詳しく解説します)
治安情報入手術
- 在留邦人向けの安全情報:
- 外務省の「海外安全情報」や、現地の日本大使館・領事館が発信する「在留邦人向け安全情報メール」は必ず登録し、目を通しましょう。テロ、暴動、大規模災害などの緊急情報が届きます。
- 現地のニュース・報道:
- 現地の新聞やテレビ、オンラインニュースで、治安に関する報道をチェックしましょう。日本語で読むのが難しければ、翻訳アプリを活用したり、日本人会などで共有される情報を確認したりしましょう。
- 日本人コミュニティの口コミ:
- 日本人会や日本人ママ友グループのSNS(Facebookグループ、LINEグループ)、掲示板などで、実際にあったトラブルや危険な場所についての情報が共有されることがあります。生の声は非常に参考になります。
- ミキゆんの場合: 「〇〇地区で置き引きがあった」「夜は〇〇通りは避けた方がいい」など、リアルな情報が得られました。
- 現地の警察署や自治体のウェブサイト:
- 犯罪統計や防犯情報が公開されていることがあります。
- Googleマップのストリートビュー:
- 新しい場所に行く前に、ストリートビューで雰囲気を確認。人通りが少ない道や、怪しげな場所がないかチェックできます。
- 自分の「直感」を信じる:
- 「何となく雰囲気が良くないな」「ここは危険そうだな」と感じたら、その直感を信じてすぐにその場を離れましょう。経験則は侮れません。
安全対策の基本
- 貴重品は持ち歩かない:不要な現金やカード、高価なブランド品はホテルや自宅に置いておきましょう。
- カバンはしっかり持つ:リュックは前抱きに、ショルダーバッグはたすき掛けに。常に意識して手から離さないようにしましょう。
- 夜間の一人歩きは避ける:特に人通りの少ない場所は避けましょう。どうしても必要な場合は、タクシーや配車サービスを利用しましょう。
- 不審者には近づかない:声をかけられても、安易に応対せず、目を合わせずにその場を離れましょう。
- 防犯ブザーの携帯:特に女性やお子さんは、いざという時のために防犯ブザーを携帯すると安心です。
- 緊急連絡先リストの携帯:家族、会社、大使館、警察、病院などの緊急連絡先をすぐに確認できるよう、スマホと紙の両方に控えておきましょう。
- 海外安全アプリの利用:外務省の「たびレジ」や、現地の緊急連絡先をまとめたアプリなどを活用しましょう。
常にアンテナを張り、危険を未然に防ぐ意識を持つことが、海外で安心して暮らすための最も重要なポイントです。
3-3. 海外での防犯対策:女性と子どもが安心して暮らすための心得
海外での生活で、特に女性と子どもを持つ親にとって気になるのが**防犯対策**です。日本とは異なる治安状況や犯罪の傾向があるため、日頃から意識しておくべき心得があります。
女性のための防犯対策
- 夜間の一人歩きは避ける:
- 特に、人通りの少ない道や暗い場所は避けましょう。どうしても必要な場合は、信頼できるタクシーや配車サービスを利用し、目的地までしっかり送ってもらうようにしましょう。
- 貴重品は人目につかないように:
- 高価なバッグやアクセサリーは避け、財布やスマホはコートの内ポケットや、バッグの奥など、取り出しにくい場所にしまいましょう。
- スキミングに注意:
- ATMやお店のレジでクレジットカードを利用する際は、スキミング機器が取り付けられていないか確認しましょう。不審な点があれば、利用を避けましょう。
- 見知らぬ人からの誘いに乗らない:
- 親切を装って近づいてくる詐欺師もいます。安易に信用せず、距離を保ちましょう。
- SNSでの情報発信に注意:
- 自宅の場所が特定できるような写真や、長期不在がわかるような情報は、SNSに投稿しないようにしましょう。
子どもを守るための防犯対策
- 「知らない人にはついて行かない」を徹底:
- 海外でも、子どもを狙った犯罪は残念ながら存在します。日本と同じように、知らない人からの声かけに安易に応じないよう、繰り返し教え込みましょう。
- 防犯ブザーの携帯:
- 子どもに防犯ブザーを持たせ、いざという時に鳴らせるように練習させておきましょう。
- GPS機能付きデバイスの活用:
- 子ども用の見守りGPSや、スマホのGPS機能を活用し、子どもの居場所が分かるようにしておくと安心です。
- 家を留守にする際の注意:
- 子どもだけで留守番させる場合は、戸締りを徹底し、訪問者には安易に対応しないよう指導しましょう。
- 通学路の確認:
- 安全な通学路を事前に確認し、子どもと一緒に歩いて確認しておきましょう。
「自分だけは大丈夫」と思わず、常に危機意識を持つことが、家族みんなが安全に海外生活を送るための心得です。
3-4. 災害対策:海外で地震や災害に遭遇したら?備蓄品リストと行動計画
日本は地震大国ですが、海外でも地震や洪水、ハリケーン、森林火災など、様々な**災害**が発生する可能性があります。万が一に備え、事前の**災害対策**と**行動計画**を立てておくことが重要です。
備蓄品リスト(最低限3日分)
- 飲料水:1人1日3リットルを目安に。
- 非常食:調理不要でそのまま食べられるもの(缶詰、レトルト食品、栄養補助食品、乾パン、チョコレートなど)。
- 懐中電灯・予備電池:夜間の停電時に必須。
- 携帯ラジオ・予備電池:情報収集に役立ちます。
- モバイルバッテリー・充電器:スマホの充電用。
- 簡易救急セット:絆創膏、消毒液、常備薬、包帯、ガーゼなど。
- 現金:停電時や電子決済が使えない場合に備え、少額の現金を用意。
- 非常用ブランケット:防寒対策に。
- 使い捨てカイロ:寒冷地の場合。
- 簡易トイレ・トイレットペーパー:
- 衛生用品:ウェットティッシュ、除菌シート、マスクなど。
- ホイッスル:助けを呼ぶ際に。
- 軍手・厚手のゴム手袋:がれき撤去時などに。
- 防塵マスク:粉塵対策に。
行動計画
- 家族との連絡方法の確認:
- 災害時、携帯電話が繋がりにくくなることもあります。家族間の緊急連絡先(会社の連絡先、日本の家族の連絡先)を共有し、集合場所を決めておきましょう。
- ミキゆんの場合: 災害用伝言ダイヤル(171)や、LINEなどのSNSでの安否確認方法も確認しておきました。
- 避難場所の確認:
- 自宅周辺の指定避難場所や、緊急避難経路を事前に確認しておきましょう。
- 大使館・領事館の緊急連絡先:
- 万が一の際には、日本大使館・領事館に安否確認の連絡を入れることがあります。連絡先を控えておきましょう。
- 火災・地震発生時の対応:
- 自宅のガス・電気の元栓の閉め方、火を消す方法などを確認しておきましょう。
- ペットの避難計画:
- もしペットがいる場合は、一緒に避難できる場所や、食料・水の備蓄も検討しましょう。
「備えあれば憂いなし」です。これらの準備をしておくことで、万が一の際にも冷静に対応できます。
3-5. 現地の医療システム、かかりつけ医の見つけ方と賢い受診方法(再確認)
海外での生活を始める上で、**現地の医療システム**を理解することは非常に大切です。急な体調不良や、子どもの病気など、いざという時に困らないように、事前に情報収集しておきましょう。(前々回の記事でも触れましたが、改めて詳しく解説します)
かかりつけ医(GP)の重要性
- 多くの国では、まず「General Practitioner (GP)」、つまり**かかりつけ医**を受診し、そこから専門医へ紹介されるシステムが一般的です。直接専門医にかかれないことが多いので、早めにかかりつけ医を見つけておくことが重要です。
- 現地の日本人会や日本人コミュニティで、評判の良いGPの情報を得るのがおすすめです。日本語対応可能な医師がいれば、さらに安心です。
- 初めて受診する際は、自分の病歴やアレルギー情報などをまとめたメモ(英語または現地語)を用意しておくとスムーズです。
賢い受診方法
- 保険証券の携帯:
- 常に医療保険の証券やカードを持ち歩きましょう。万が一の時にすぐに提示できるよう、写真データとしてスマホに入れておくのも良いでしょう。
- 症状のメモ:
- 現地語や英語で症状を説明できるよう、事前に具体的な症状やいつから始まったかなどをメモしておくとスムーズです。専門用語は翻訳アプリを活用しましょう。
- 日本語対応の有無:
- 日本語対応可能なクリニックや通訳サービスがあるか確認しておきましょう。緊急時だけでなく、普段の診察でも言葉の壁は大きなストレスになります。
- 予約制が基本:
- 日本のように飛び込みで受診できる病院は少ないです。必ず事前に予約しましょう。緊急時以外は、アポイントメントなしでは診てもらえないことが多いです。
- 診察費の確認:
- 受診前に、保険適用範囲や自己負担額を確認できると安心です。クレジットカードが使えるかどうかも確認しましょう。
ミキゆんの長男が急に高熱を出した時、かかりつけ医の先生が片言の日本語を話してくれたので、とても安心できました。いざという時に、言葉が通じることの心強さは計り知れません。出発前に、現地に到着したらすぐにGPを見つけることを目標にしましょう。
4. 家族の心の準備とトラブル回避術:不安を安心に変える
海外生活の準備は、手続きや荷物だけでなく、**「心の準備」**も非常に重要です。特に、家族全員で海外へ行く場合、子どもたちの不安や、夫の単身赴任の悩み、そして現地の生活で起こりうるトラブルへの心構えは欠かせません。ミキゆんが実際に経験したことを踏まえ、不安を安心に変えるためのヒントをお伝えします。
4-1. 子どもへの海外赴任の伝え方:不安を期待に変えるコミュニケーション術
海外赴任が決まったら、**子どもたちにどう伝えるか**は、親にとって大きな課題です。不安や戸惑いを最小限に抑え、新しい生活への**期待**を持たせるような伝え方を心がけましょう。
伝え方のポイント
- 正直に、具体的に話す:
- 隠さず、正直に「パパ(ママ)のお仕事で、〇〇(国名)という国に行くことになったよ」と伝えましょう。
- 同時に、「〇〇では、こんな美味しいものがあるんだよ」「こんな動物がいるんだよ」「こんな遊びができるよ」など、具体的な楽しみなことを写真や動画を見せながら話してあげると、イメージが湧き、期待に繋がります。
- 子どもの気持ちに寄り添う:
- 「今の学校のお友達と離れるのは寂しいね」「慣れない場所に行くのは不安だよね」と、子どもの気持ちに共感し、受け止めてあげましょう。無理に明るく振る舞う必要はありません。
- 質問に丁寧に答える:
- 子どもから出る質問(「学校の授業は英語になるの?」「お友達できるかな?」「日本に帰ってこられるの?」など)には、一つ一つ丁寧に答えましょう。分からないことは「一緒に調べてみようね」と前向きな姿勢を見せましょう。
- 一緒に準備を進める:
- 地球儀や地図で赴任先の国を探したり、現地の絵本や図鑑を一緒に読んだり、荷物の仕分けを手伝ってもらったりと、子どもも準備に参加させることで、**「自分事」**として捉え、ワクワク感を高めることができます。
- 日本の家族や友人との繋がりを約束する:
- 「日本のおじいちゃんおばあちゃん、お友達とは、テレビ電話でいつでも話せるよ」「一時帰国したら会えるよ」など、繋がりが途切れないことを伝えることで、安心感を与えられます。
ミキゆんも、子どもたちが寂しがらないか心配でしたが、一緒に現地の動物の図鑑を見たり、公園の写真をたくさん見せたりしたことで、「早く行きたい!」と言ってくれるようになりました。親が不安な顔を見せず、前向きな姿勢で接することが何よりも大切です。
4-2. 夫の単身赴任?家族帯同?それぞれのメリット・デメリットと家計への影響
海外赴任の際、**夫の単身赴任**にするか、**家族帯同**にするかは、各家庭にとって非常に大きな決断です。それぞれにメリット・デメリットがあり、家計にも大きく影響します。
夫の単身赴任
- メリット:
- 子どもの教育環境を維持できる:日本の学校や友達関係を継続できるため、子どもの環境変化によるストレスが少ない。
- 妻のキャリアを維持しやすい:妻が日本で仕事を続けることができる。
- 引っ越しの手間が少ない:家族全員での引っ越しに比べて、手続きや荷物の準備が格段に少ない。
- 家計への影響(短期的にプラスの場合も):会社からの単身赴任手当が手厚い場合、一時的に家計が潤う可能性も。
- デメリット:
- 家族が離れ離れになる寂しさ:夫婦、親子が離れて暮らすことによる精神的な負担。
- 子育て・家事の負担が妻に集中:夫のサポートがない分、妻の負担が大きくなる。
- 家計への影響(長期的にマイナスの場合も):海外と日本の二重生活となり、住居費や光熱費などの固定費が二重にかかる。赴任手当が不十分だと、かえって経済的負担が増えることも。
家族帯同
- メリット:
- 家族で一緒に過ごせる:家族の絆を深められる。子どもの成長を共に見守れる。
- 異文化体験を共有できる:家族みんなで新しい文化に触れ、視野を広げられる。
- 夫の生活面のサポート:食事や家事など、夫の生活をサポートできる。
- 家計への影響(トータルでプラスの場合も):二重生活費がかからない分、結果的に家計の負担が減ることもある。
- デメリット:
- 子どもの教育環境の変化:転校によるストレスや、言葉の壁への対応。
- 妻のキャリアブランク:仕事を辞める場合、帰国後の再就職が課題となる可能性。
- 引っ越しの手間が大きい:家族全員分の膨大な荷物、手続きが必要。
- 家計への影響(初期費用が大きい):引っ越し費用、ビザ申請費用、学費など、初期費用がかさむ。
ミキゆん夫婦は、子どもの成長を共に経験したいという思いと、夫の会社の家族帯同手当が手厚かったことから、家族帯同を選択しました。各家庭の状況(子どもの年齢、妻のキャリア、会社の福利厚生、赴任期間など)を十分に考慮し、夫婦で納得いくまで話し合って決断しましょう。
4-3. 海外でのホームシック・孤独感の乗り越え方:心の準備と相談先
海外生活の大きな課題の一つが、**ホームシック**や**孤独感**です。これは、どんなに社交的な人でも経験しうる感情です。私も、夫が仕事でいない日中、言葉が通じない中での子育てに、強い孤独を感じたことがありました。事前に心の準備をしておくことで、乗り越えやすくなります。
ホームシック・孤独感の乗り越え方
- 正直な気持ちを話す:
- 夫、日本の家族、友人、そして現地の日本人ママ友など、信頼できる人に自分の正直な気持ち(寂しい、不安、辛いなど)を話しましょう。共感してもらえるだけで、心が軽くなります。
- 日本人コミュニティへの参加:
- 同じ境遇の日本人と繋がることが、最も手軽で効果的な方法です。情報交換だけでなく、精神的な支えになります。
- オンラインでの交流を増やす:
- 日本の友人や家族とは、定期的にビデオ通話をする習慣を作りましょう。SNSでのグループチャットなども有効です。
- 自分の好きなこと、楽しめることを見つける:
- 趣味の時間を作る、新しい習い事を始める、カフェでゆっくり読書をする、散歩に出かけるなど、自分自身がリフレッシュできる時間を作りましょう。
- ミキゆんの場合: 私はWebライティングの副業に没頭する時間が、良い気分転換になりました。
- 体を動かす:
- 適度な運動は、ストレス解消に効果的です。ウォーキング、ヨガ、ジムなど、気軽にできるものから始めてみましょう。
- 完璧を目指さない:
- 海外生活で全てを完璧にこなそうとすると、疲弊してしまいます。時には「まあ、いっか」と開き直ることも大切です。
相談先
- 日本人カウンセラー:
- オンラインで日本語対応のカウンセリングサービスを利用することも可能です。専門家のサポートは非常に心強いです。
- 会社のサポート窓口:
- 駐在員の場合、会社がメンタルヘルスに関するサポート窓口や専門家を紹介してくれることもあります。
ホームシックや孤独感は、海外生活においては誰もが経験しうる感情です。一人で抱え込まず、早めに周りに相談することが大切です。あなたは一人ではありません。
4-4. 現地到着後すぐやることリスト!スムーズな新生活スタートのために
長時間のフライトを終え、いよいよ現地に到着!引っ越しの疲れと、慣れない環境で戸惑うかもしれませんが、新生活をスムーズにスタートさせるためには、**到着後すぐにやるべきこと**がいくつかあります。
現地到着後すぐやることリスト
- 住居へのチェックイン・荷物の搬入:
- まずは、滞在する住居へ行き、荷物を搬入しましょう。引っ越し業者が荷物を届けてくれる場合は、立ち会いが必要です。
- インターネット・携帯電話の接続確認:
- 事前に契約しておいたインターネット環境が使えるか、携帯電話が繋がるか確認しましょう。通信手段の確保は、情報収集や連絡に必須です。
- 最寄りのスーパー・コンビニの確認:
- まずは、食料品や日用品を調達できる場所を確認しましょう。歩いて行ける範囲に何があるかチェック。
- 両替・ATMでの現金引き出し:
- 手持ちの現地通貨が少ない場合は、空港や現地の銀行、ATMで現金を調達しましょう。
- 大使館・領事館への在留届提出:
- 海外に3ヶ月以上滞在する場合は、速やかに現地の日本大使館または領事館に「在留届」を提出しましょう。緊急時の安否確認や、パスポートの更新などの行政サービスを受ける際に必要です。オンラインで提出できます。
- 現地の学校への連絡・手続き:
- 子どもがいる場合、学校への連絡や、入学手続きの最終確認を行いましょう。
- 現地の銀行口座開設(準備):
- 必要書類を確認し、早めに銀行口座開設の手続きを開始しましょう。
- 周辺の治安確認・危険な場所の把握:
- ご近所さんや日本人コミュニティの情報を参考に、危険な場所や注意すべき点を把握しましょう。
- 緊急連絡先リストの確認:
- 救急車、警察、消防、大使館、会社の緊急連絡先などを再確認し、すぐに連絡できるよう控えておきましょう。
これらの手続きは、引っ越しで疲れていても早めに済ませておくことで、その後の生活が格段にスムーズになります。無理のない範囲で、一つずつクリアしていきましょう。
4-5. 海外生活でよくあるトラブル事例と回避策【ミキゆん体験談】
海外生活は、楽しいことばかりではありません。予期せぬ**トラブル**に遭遇することもあります。事前に事例を知っておくことで、冷静に対応し、被害を最小限に抑えることができます。ミキゆんが実際に経験したことや、耳にしたトラブル事例と、その回避策をご紹介します。
よくあるトラブル事例と回避策
- 盗難・置き引き:
- 事例: カフェで席を外した隙にスマホや財布を盗まれた。観光地でリュックのチャックを開けられていた。
- 回避策: 貴重品は肌身離さず、目の届く場所に置く。リュックは前抱きに。人混みでは特に警戒を。必要以上の現金や高価なものは持ち歩かない。盗難保険に加入する。
- 賃貸契約トラブル:
- 事例: 退去時に不当にデポジット(敷金)を差し引かれた。修繕義務について揉めた。
- 回避策: 入居前に部屋の傷や汚れを写真に撮り、記録に残す。契約書は隅々まで確認し、不明点は必ず不動産会社や大家さんに確認する。退去時には立ち会ってもらう。
- 詐欺:
- 事例: 「高額な報酬の副業」や「投資話」に誘われ、お金を騙し取られた。
- 回避策: うますぎる話には乗らない。安易に個人情報や金銭を渡さない。少しでも不審に感じたら、すぐに家族や大使館、日本人コミュニティに相談する。
- 交通事故:
- 事例: 車での事故。交通ルールやマナーの違いから、思わぬ事故に巻き込まれる。
- 回避策: 現地の交通ルールを熟知する。無理な運転はしない。万が一に備え、自動車保険に加入する。ドライブレコーダーを取り付ける。
- 言葉の壁による誤解・トラブル:
- 事例: 病院での症状説明がうまくできず、誤診された。役所の手続きで必要な書類を理解できなかった。
- 回避策: 翻訳アプリを活用。重要な場面では通訳を雇う。事前に伝えたい内容をメモしておく。簡単な現地語フレーズを覚える。
- インターネット・通信トラブル:
- 事例: 引っ越し後、なかなかインターネットが開通しない。急に通信速度が遅くなった。
- 回避策: プロバイダ選びは評判の良いところを選ぶ。契約前に開通までの期間やサポート体制を確認する。予備としてモバイルWi-FiやSIMカードを用意しておく。
トラブルに遭った際は、まず冷静になり、緊急連絡先リスト(警察、大使館、保険会社など)を確認し、速やかに適切な場所に助けを求めましょう。一人で抱え込まず、周りを頼ることが重要です。
4-6. 日本の運転免許証、国際免許、現地の免許…どうする?(再確認)
海外で運転する予定がある方にとって、**運転免許証**の扱いは重要なポイントです。日本の運転免許証、国際運転免許証、そして現地の運転免許証、それぞれの扱いと、渡航前にやるべきことを再確認しましょう。(前々回の記事でも触れましたが、改めて詳しく解説します)
1. 日本の運転免許証
- 有効期限の確認と更新:
- 海外滞在中に日本の免許証が失効しないよう、有効期限を確認しましょう。もし海外滞在中に期限が来る場合は、**「海外滞在期間延長措置」**や、一時帰国して更新するなどの対応が必要です。
- ※海外滞在期間延長措置:海外滞在のため更新できない場合、一時的に更新期間を延長できる制度です。詳細は運転免許センターに問い合わせましょう。
- 海外での運転に必要か確認:
- 渡航先の国で日本の運転免許証が有効かどうか(ジュネーブ条約加盟国など)、あるいは翻訳文が必要かを確認しましょう。
2. 国際運転免許証
- **取得場所**:
- 日本の運転免許センターや、一部の警察署で申請できます。
- 有効期間:
- 発行から1年間しか有効ではありません。
- 活用方法:
- 渡航先の国で、日本の運転免許証と併せて国際運転免許証を提示することで、運転が認められることが多いです。特に、到着後すぐの運転や、短期的な滞在に便利です。
- ※ジュネーブ条約加盟国以外では使えない場合もありますので、渡航先の情報を確認しましょう。
3. 現地の運転免許証
- **取得の必要性**:
- 長期滞在する場合は、現地の運転免許証を取得することが強く推奨されます。国際運転免許証は1年しか有効でないため、それを超えて運転する場合は必須です。
- 取得方法:
- 多くの場合、日本の運転免許証から切り替えが可能です。学科試験や実技試験が免除される国もありますが、国によって大きく異なります。
- 日本の運転免許証の日本語翻訳文(JAFなどで発行)が必要となることが多いです。
- ミキゆんの夫: 現地到着後、国際免許で数ヶ月運転し、その間に現地の運転免許への切り替え手続きを行いました。
運転免許は、生活の足となるだけでなく、身分証明書としても重要です。渡航前に、自身の滞在期間や運転の必要性を考慮し、最適な方法を選んで準備を進めましょう。
まとめ:万全の準備で最高の海外生活を!
いかがでしたでしょうか?海外赴任や海外移住は、人生における大きな挑戦です。ワクワクする気持ちと同じくらい、いや、それ以上に「本当に全部準備できるのかな?」という不安が押し寄せてくるものですよね。
この記事では、私ミキゆんのリアルな体験談を交えながら、これから海外へ旅立つ皆さんが抱える「渡航前の準備」に関する様々な悩みや疑問に対し、具体的な解決策とノウハウをお伝えしてきました。
**渡航前チェックリストの徹底活用**から、**ビザ・パスポートなどの重要書類の準備**、**日本の税金・年金・保険の手続き**、**賢い引っ越し術と持ち物リスト**、そして**家族の健康・防犯・安全対策**まで、多岐にわたるテーマを掘り下げました。
万全の準備をすることで、あなたの不安は確実に減り、海外生活を安心してスタートさせることができます。そして、家族みんなで力を合わせ、一つ一つの課題をクリアしていく過程は、あなたと家族の絆をより一層深めてくれるでしょう。
海外生活を成功させるための鍵は、以下の3つにあると私は考えています。
- 「計画性」:早めにロードマップを作成し、計画的に準備を進めること。
- 「情報収集力」:現地の情報、制度変更、手続きの最新情報を常にキャッチアップすること。
- 「専門家への相談」:税金やビザなど、複雑な問題は無理せず専門家を頼ること。
私自身、初めての海外生活で、準備不足から「もっとこうしておけばよかった!」と後悔したことも少なくありません。だからこそ、これから海外へ旅立つ皆さんには、私と同じ失敗をしてほしくない、そして家族みんなで安心して、最高の海外生活をスタートしてほしいと心から願っています。
このブログが、これから海外へ飛び立つ皆さんにとって、少しでも役立つ情報となり、自信を持って新しい冒険に挑める一助となれば嬉しいです。
これからも、ミキゆんのリアルな生活やお金に役立つ情報を発信していきますので、ぜひまた遊びに来てくださいね!
あなたの素晴らしい海外生活が、ここから始まりますように!
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