【ミキゆんの結論】テストの点数だけじゃダメ!「非認知能力」の本当の価値を徹底解説
こんにちは、ミキゆんです!30代後半、夫とやんちゃ盛りの息子二人(小学3年生と幼稚園児)と、大阪近郊の郊外で毎日楽しく暮らしています。家計管理やWebライターの副業に奮闘する中で、最近は特に「子どもの教育」について深く考えるようになりました。
子どもの教育って、本当に悩みどころですよね。特に、小学校に入学してからは「勉強、勉強」とばかり考えてしまいませんか?私もそうでした。テストの点数、宿題の進捗、塾の成績…つい、目に見える「学力」ばかりを追い求めてしまっていたんです。
「この問題、なんでできないの?」「もっと頑張れば100点取れるのに!」
そんな言葉を子どもたちにかけてしまうことも少なくありませんでした。だって、私が子どもの頃も、良い学校に入って良い成績を取ることが、将来の安定につながると信じられていましたから。それが「子どものため」だと、疑いもしなかったんです。
でもある日、ふと立ち止まって考えたんです。
「本当に、テストの点数が高いことが、子どもの幸せな未来につながるのだろうか?」
長男は、成績は良いけれど、なんだか自分の意見をはっきり言えないタイプ。友達とトラブルになっても、どうすればいいか分からず、私に助けを求めてくることがよくありました。一方、幼稚園児の次男は、活発で好奇心旺盛だけど、友達と衝突ばかり…。
そんな姿を見ていると、いくらテストの点数が良くても、「自ら考える力」「困難に立ち向かう力」「他人と協力する力」がなければ、将来、社会で、そして人生で、本当にたくましく生きていけるのだろうか…という漠然とした不安が募るばかりでした。
そこで出会ったのが、今、教育界で最も注目されているキーワードの一つ、「非認知能力」だったんです。
最初は「なにそれ?」「難しそう…」と感じていましたが、調べて、学んで、そして何より自分の子どもたちとの日々の生活の中で実践していくうちに、これがテストの点数では測れない、子どもの未来を左右する本当に大切な力だと確信するようになりました。
この記事では、私ミキゆんが、私自身の実体験を交えながら、
- テストの点数では測れない「非認知能力」の正体とは?
- なぜ今、非認知能力がこれほどまでに重要なのか?
- 非認知能力が高い子と低い子で、将来にどんな差が生まれるのか?
- そして、家庭で今日からできる、非認知能力を育む具体的な接し方
といった疑問を、OECDなどの具体的なデータも交えながら、皆さんに徹底的に解説していきます。
「子どもに本当に必要な力をつけてあげたい」と願うあなたへ、子育ての新しい視点と、お子さんの明るい未来への希望をお届けしますので、ぜひ最後まで読んで、子育てのヒントにしてくださいね。
目次
- ミキゆんが「テストの点数だけでは測れない何か」に気づいた日
- 「非認知能力」って、結局何?「目に見えない心の力」を徹底解説!
- なぜ今、非認知能力が「テストの点数以上」に重要視されるのか?激変する社会のリアル
- 【衝撃データ】非認知能力が高い子と低い子、将来にこれだけの差が!
- ミキゆん家の実体験:非認知能力教育で子どもたちが劇的に変わった話
- 今日からできる!家庭で「非認知能力」を育む実践アイデア集
- まとめ:「非認知能力」こそ、子どもの未来への最高の贈り物!
ミキゆんが「テストの点数だけでは測れない何か」に気づいた日
私には、小学3年生の長男と幼稚園児の次男がいます。子育てをする中で、私が長年抱えていた悩みは、ズバリ「学力」に関することでした。
私も夫も、ごく普通の家庭で育ち、いわゆる「良い学校に行って、良い会社に入る」ことが幸せな人生の王道だと教えられてきました。だから、長男が小学校に入学してからは、とにかくテストの点数や宿題の出来、漢字練習の進捗など、目に見える「学力」の向上にばかり意識が向いてしまっていたんです。
「なんでこんな簡単な問題ができないの?」「もう少し頑張れば100点取れるのに!」
そんな言葉を、つい子どもたちにかけてしまうこともありました。良かれと思ってのことでしたが、子どもたちの顔が曇るのを見ると、私自身もなんだか心が締め付けられるような気持ちになっていました。
でもある日、ふと立ち止まって考えたんです。
「本当に、テストの点数が高いことが、子どもの幸せな未来につながるのだろうか?」
長男は、成績は良いけれど、どこか自分の意見をはっきり言えないタイプ。友達とのトラブルでも、どうすればいいか分からず、すぐに私に助けを求めてくることがよくありました。
一方、幼稚園児の次男は、活発で好奇心旺盛。友達と遊ぶのは大好きですが、自分の意見が通らないとすぐに癇窶を起こしたり、友達のおもちゃを勝手に取ってしまったりすることも…。正直、協調性という面では、少し心配でした。
そんな二人の姿を見ていると、いくらテストの点数が良くても、「自ら考える力」「困難に立ち向かう力」「他人と協力する力」がなければ、将来、社会で、そして人生で、本当にたくましく生きていけるのだろうか…という漠然とした不安が募るばかりでした。
そして、そんな時に出会ったのが、今、教育界で最も注目されているキーワードの一つ、「非認知能力」だったんです。
この非認知能力こそが、私が長年探し求めていた「テストの点数では測れない、子どもの未来を左右する本当に大切な力」の正体だと確信するようになりました。私自身の体験を交えながら、この非認知能力の真の価値について、皆さんに熱く語らせてください。
「非認知能力」って、結局何?「目に見えない心の力」を徹底解説!
OECD(経済協力開発機構)も推奨し、世界中で注目されている「非認知能力」。一体どんな能力なのでしょうか?
専門的な定義はたくさんありますが、ミキゆんが分かりやすく表現するなら、「テストの点数やIQでは測れない、子どもの心の奥に宿る、生きるための大切な力」です。まさに、「人間力」とも言えるかもしれません。
認知能力(学力・IQ)と非認知能力の決定的な違い
非認知能力の価値を理解するためには、まず、私たちがこれまで重視してきた「認知能力」との違いを明確にすると、ぐっと分かりやすくなります。
- 認知能力(学力・IQ):
- 「測れる能力」です。学力テストの点数、IQテストの数値、英検や漢字検定などの資格の有無など、数値や資格で客観的に評価できる知的な能力を指します。
- 例:読み書き、計算、論理的思考力、記憶力、知識量、分析力など。
- これまでの日本の教育、いわゆる「偏差値教育」は、この認知能力(学力)の向上に重点が置かれてきました。
- 非認知能力:
- 「測りにくい能力」です。数値化したり、テストで明確な点数をつけたりするのが難しい、子どもの内面にある力を指します。
- 例:自己肯定感、協調性、忍耐力、問題解決能力、コミュニケーション能力、好奇心、自制心、主体性、創造性、レジリエンス(立ち直る力)、GRIT(やり抜く力)、EQ(心の知能指数)など。
- 目には見えにくいけれど、子どもの学校生活、友達関係、そして将来の仕事や人生の幸福度に大きく影響すると言われています。
もちろん、認知能力(学力)も社会で生きていく上で非常に大切です。知識がなければ、考えるための材料がありませんからね。ですが、現代社会では、認知能力だけでは不十分で、非認知能力と認知能力がバランスよく育まれることが、子どもの真の成長には不可欠なんです。非認知能力こそが、学力を「生きた知識」として活用するための「心のエンジン」だと言えるでしょう。
非認知能力に含まれる具体的なスキル(EQ・GRITなど)
非認知能力には、実に多様なスキルが含まれています。その中でも特に重要で、子どもの将来に大きな影響を与えると言われているスキルをいくつかご紹介します。
- 自己肯定感:「自分には価値がある」「自分ならできる」と、ありのままの自分を受け入れ、信じる力。困難に立ち向かう自信の源です。
- 自己調整能力:自分の感情や行動をコントロールし、状況に合わせて適切に対応する力。「怒り」や「悲しみ」などの感情に振り回されず、落ち着いて対処する力もここに含まれます。
- 問題解決能力:困難な状況や課題に直面したときに、自分で考え、最適な解決策を見つけ出し、実行する力。
- 協調性・社会性:他人と協力し、良好な人間関係を築く力。多様な価値観を認め、互いに支え合いながら目標達成を目指す力です。
- GRIT(やり抜く力):目標に向かって、情熱と粘り強さを持って努力し続ける力。困難にぶつかっても諦めずに、目標達成まで頑張り抜く精神力です。
- レジリエンス(立ち直る力):逆境や失敗から立ち直り、適応し、成長する力。まるで「心の筋肉」のように、鍛えれば鍛えるほど強くなります。
- 共感力(EQ):他人の感情や考えを理解し、その気持ちに寄り添う力。人間関係を円滑にし、リーダーシップにも繋がります。
- 主体性・自律性:誰かに言われるのではなく、自分で目標を設定し、自ら行動を起こす力。自分の人生を切り拓く基盤となります。
- 創造性:新しいアイデアや、これまでにない解決策を生み出す力。
どうでしょうか?どれも、テストの点数では測れないけれど、子どもたちが将来、社会で活躍し、豊かな人生を送る上で不可欠な力だと感じませんか?これこそが、非認知能力の真の価値なのです。
なぜ今、非認知能力が「テストの点数以上」に重要視されるのか?激変する社会のリアル
「非認知能力が大切なのは分かったけど、なぜ最近になってこれほどまでに重要視されるようになったの?」
そう思いますよね。それは、私たちが生きる社会が、かつてないほどのスピードで変化し、子どもたちが直面するであろう未来が、より複雑で予測不可能だからです。従来の「テストの点数を取る」だけの教育では、もはや太刀打ちできない時代が来ているのです。
AI時代に人間が求められる「人間らしい」能力
私たちの生活に、AI(人工知能)がどんどん浸透してきていますよね。夫の会社でも、事務作業の一部がAIに代替されるようになったと聞けば、その進化の速さに驚くばかりです。
AIは、膨大なデータを処理したり、複雑な計算をしたり、パターン認識を行うのは得意です。将来的には、今人間が行っている多くの「定型的な仕事」がAIやロボットに取って代わられると言われています。
そうなると、私たち人間には何が残るのでしょうか?
それは、AIにはできない「人間らしい」能力です。具体的には、創造性、共感力、倫理観、複雑な人間関係を築く力、リーダーシップ、そして自分で問題を見つけ、解決する力などです。
これら全てが、まさに「非認知能力」なんです。AI時代の子どもたちが活躍するためには、知識の量やテストの点数よりも、AIを使いこなし、人間ならではの価値を発揮する能力が不可欠となるでしょう。
グローバル化で問われる「多様性」への適応力
インターネットの普及により、世界はぐっと近くなりました。子どもたちが大人になる頃には、多様な文化や価値観を持つ人々と協働する機会は、今以上に当たり前になるでしょう。
異文化を持つ人々と協力し、新しい価値を創造していくためには、語学力はもちろん大切です。しかし、それ以上に重要なのが、多様な価値観を認め、共感し、意見が対立した際に建設的に解決できる力です。
これは、非認知能力でいう「共感力」「協調性」「柔軟な思考力」「コミュニケーション能力」に他なりません。異なる文化や考え方に直面した時に、心が折れたり、拒否反応を示したりせず、柔軟に適応できる力こそが、グローバル社会で生き抜くために必要な「真の力」なのです。
夫も、仕事で海外とのプロジェクトが増え、「言葉の壁以上に、文化の違いを理解し、相手の気持ちに寄り添うことが重要だと痛感する」と話しています。まさしく、テストの点数では測れない非認知能力の価値を示していると感じます。
正解のない「VUCA」の時代を生き抜くために
現代社会は「VUCA(ブーカ)」の時代と呼ばれています。これは、変化が激しく、不確実で、複雑で、曖昧な状況を指します。
つまり、「正解が一つではない」「答えのない問題」に常に直面する社会なのです。教科書通りの答えや、過去の成功体験が通用しない場面が多々出てくるでしょう。
これまでのテストのように、与えられた問題の答えを探すだけでは、このVUCAの時代には対応できません。必要なのは、自分で問題を見つけ、自分で解決策を考え、自分で行動する力、そして、その過程で経験するであろう失敗や挫折から、いかに立ち直り、次へと活かせるか。この力がまさに、非認知能力(問題解決能力、探求心、レジリエンスなど)なのです。
テストの点数だけでは測れない、この「生きる力」こそが、子どもたちに今、最も求められているのです。
OECDも推奨!世界が認める未来の教育の柱
非認知能力の重要性は、日本だけでなく世界中で注目されています。
経済協力開発機構(OECD)は、21世紀に子どもたちが生き抜くために必要な能力として、知識や学力だけでなく、「社会情動的スキル(非認知能力)」の育成を強く推奨しています。
OECDは、非認知能力を「未来の成功に必要なスキル」と位置づけ、その育成が子どもの幸福度や社会経済的な成功に大きく貢献すると発表しています。実際に、OECD加盟国を中心に、多くの国々で非認知能力教育が導入され始めています。
世界の教育の潮流が「非認知能力」に向かっているのに、私たち日本の親がこの情報を知らないまま、テストの点数ばかりを追い求めていては、子どもたちが損をしてしまうかもしれませんよね。ミキゆんも、このOECDの提言を知って、「やっぱり非認知能力は必須なんだ!」と確信を深めました。
【衝撃データ】非認知能力が高い子と低い子、将来にこれだけの差が!
「非認知能力の価値は分かったけど、具体的に子どもの将来にどんな差が生まれるの?」「テストの点数とどれくらい違うの?」
そう思いますよね。ここからは、非認知能力が子どもの将来にどれほど大きな影響を与えるのか、私が衝撃を受けた具体的なデータや研究結果を交えながらお話ししていきたいと思います。
きっと、その「差」に驚かれることでしょう。
生涯年収、キャリア成功への影響(ヘックマン教授の研究)
非認知能力は、直接的にお金を生む能力ではないように思えますが、実は将来の経済的成功に大きく寄与することが、多くの研究で示されています。
ノーベル経済学賞受賞者であるジェームズ・ヘックマン教授の研究では、幼児期の非認知能力教育が、将来の学歴向上や収入増加に大きく貢献することが示されています。特に、GRIT(やり抜く力)やレジリエンス、自己調整能力、協調性といった能力が高い子どもたちは、成人後の年収がそうでない子どもたちに比べて、平均で数百万円(数億円のデータも)以上高いという驚くべきデータもあります。
これは、非認知能力が高いことで、仕事への意欲が高まったり、チームでの協働がスムーズになったり、困難な状況でも諦めずに努力し続けられたりすることで、結果的にキャリアアップや昇給につながるためと考えられています。AIが代替する仕事が増える中で、人間ならではの「人間力」や「考える力」を発揮できる人材の価値はますます高まり、それが収入にも反映されるようになるでしょう。
夫の年収が約600万円の我が家にとって、このデータは非常に重要でした。テストの点数だけでは見えない「稼ぐ力」が、非認知能力によって育まれることを痛感しました。
幸福度、自己肯定感、心の健康への絶大な影響
私たち親が子どもに願うのは、何よりも「幸せに生きてほしい」ということですよね。学力が高くても、毎日が楽しくなければ、それは本当の幸せとは言えません。
様々な研究で、非認知能力が高い人ほど、人生の幸福度や自己肯定感が高いことが明らかになっています。
- 自己肯定感が高い人:困難にぶつかっても「自分ならできる」と信じ、前向きに乗り越えることができます。レジリエンスによって、失敗を恐れず挑戦し、成功体験を積み重ねることで、自己肯定感はさらに高まります。
- 精神的健康の維持:レジリエンスや自己調整能力が高い人は、ストレスを抱え込まず、適切に対処できるため、うつ病や不安障害などの精神疾患のリスクが低い傾向にあります。
- 良好な人間関係:コミュニケーション能力や協調性が高い人は、周囲の人と円滑な関係を築き、社会的なつながりの中で幸福感を得やすいと言えます。
OECDの調査でも、非認知能力が「生活の満足度」と強く関連していることが示されています。長男がテストの点数に一喜一憂していた頃よりも、非認知能力を意識し始めてから、彼が前向きになり、心の底から「楽しい!」と感じられる時間が増えたように思います。テストの点数では測れない「心の豊かさ」が、幸福な人生を送る上で不可欠なのです。
問題解決能力、ストレス耐性、挫折からの回復力
VUCAの時代では、予測不可能な変化が多く、これまで経験したことのない問題に直面することも少なくありません。そんな時に、「自分で考え、解決する力」、そして「挫折から立ち直る力」が非常に重要になります。
非認知能力の中でも、特に「問題解決能力」や「レジリエンス(立ち直る力)」が高い子どもは、
- 新しい課題に直面した際に、より多くの解決策を考え出す
- 試行錯誤を繰り返し、粘り強く取り組む
- 失敗を恐れず、積極的に行動する
- ストレスを感じた時に、自分なりの対処法を見つけ、適切に乗り越える
といった傾向が強いことが示されています。一方、非認知能力が低い子どもは、すぐに諦めてしまったり、誰かに助けを求めたり、ストレスを抱え込んでしまったりする傾向が強いとされています。
OECDは、現代社会を生き抜く上で、この「レジリエンス」を非常に重要な能力の一つとして位置づけています。テストの点数だけでは測れない「打たれ強さ」が、AI時代を生き抜く子どもたちには不可欠なのです。
良好な人間関係、社会貢献、リーダーシップへの影響
AI時代になっても、人間社会の基本は「人」との繋がりです。良好な人間関係は、私たちの幸福感に直結します。
非認知能力の中でも、協調性、共感力、コミュニケーション能力といった社会情動的スキルは、人間関係の質に大きく影響します。
ある研究では、幼少期に高い社会性を持つ子どもは、
- 学校でいじめに遭うリスクが低い
- 成人後も友人関係が良好である
- 職場でのチームワークを円滑に進めることができる
- リーダーシップを発揮する機会が多い
- ボランティア活動など社会貢献への意欲が高い
といったポジティブな結果が報告されています。テストの点数だけでは測れない「周りと協力する力」は、AIがどんなに進化しても、人間社会で不可欠な価値を持ち続けるでしょう。
OECDも、「社会性」が学業成績の向上や精神的健康、そして社会経済的な成功に寄与すると強調しています。
学力向上にも寄与!非認知能力がもたらす相乗効果
「非認知能力ばかりに注力したら、学力が落ちるんじゃないの?」
そんな心配をされる方もいるかもしれませんね。でも、ご安心ください。実は、非認知能力は、学力の向上にも良い影響を与えることが、多くの研究で示されているんです。
例えば、GRIT(やり抜く力)が高い子どもは、
- 難しい問題に直面しても諦めずに粘り強く考えることができる
- 宿題や課題に自主的に取り組むことができる
- 失敗から学び、次に活かすことができる
ため、結果として学業成績が伸びる傾向にあります。また、自己調整能力が高い子どもは、集中して学習に取り組むことができるため、効率的に知識を吸収できます。
これは、非認知能力が「学習に向かう力」「学び続ける力」を育むためです。単に知識を詰め込むだけでなく、自ら学ぶ意欲や姿勢が身につくことで、結果的に学業成績も向上するという、素晴らしい相乗効果が期待できるのです。つまり、非認知能力は、テストの点数を上げるための「土台」にもなるのです。
ミキゆん家の実体験:非認知能力教育で子どもたちが劇的に変わった話
ここまで、非認知能力の本当の価値をデータで見てきましたが、「でも、本当にうちの子も変わるの?」そう思うかもしれませんね。大丈夫です!私ミキゆんが、実際に非認知能力を意識して子どもたちと接するようになってから、驚くほど良い変化があったんです。ここでは、その具体的なエピソードをご紹介します。
長男(小3):サッカーでの経験が「GRIT」と「自己肯定感」を育んだ
小学3年生の長男は、サッカークラブに通っています。以前の彼は、練習中に少しでもミスをすると、すぐに「もうやだ!」とボールを蹴り出したり、試合で思うような活躍ができないと、ひどく落ち込んで、その後数日間も暗い顔をしたりすることがよくありました。テストの点数が良い子ほど、失敗を恐れる傾向があるのかもしれません。
私は、非認知能力、特に「GRIT(やり抜く力)」と「自己肯定感」を意識し始めてから、長男への声かけを大きく変えました。試合で負けて悔しい思いをした時、「悔しいね。でも、最後まで諦めずにボールを追いかけた姿、ママは見ていたよ。すごく頑張っていたね」と、結果よりもプロセスや努力を具体的に褒めるようにしました。
そして、「この悔しさを次にどう活かそうか?」「どうしたらもっと良くなると思う?」と、彼自身に解決策を考えさせる問いかけをしました。
すると、長男は少しずつ変わっていきました。練習中に失敗しても、「よし、もう一回!」と自ら挑戦するようになり、試合でミスをしても、以前のように投げ出すことはなく、気持ちの切り替えが早くなりました。これはまさに、テストの点数では測れない「心の強さ」が育まれている証拠だと感じています。彼が自分を肯定し、困難に立ち向かう力は、以前とは比べ物になりません。
次男(幼稚園児):遊びの中から「共感力」と「自己調整能力」を学ぶ
幼稚園児の次男は、活発で好奇心旺盛な反面、自分の思い通りにならないとすぐに感情的になってしまうのが悩みでした。友達のおもちゃを勝手に取ってしまったり、気に入らないことがあるとすぐに癇窶を起こしたりする姿に、私も手を焼いていました。
そこで意識したのは、非認知能力、特に「EQ(心の知能指数)」と「共感力」「自己調整能力」を育むことです。
例えば、次男が友達と喧嘩をしてしまった時。以前ならすぐに「ダメでしょ!」と叱っていましたが、非認知能力を意識してからは、「〇〇くん、今、怒ってるんだね」「お友達は今、どんな気持ちだったと思う?」と、まず彼の感情を受け止め、次に相手の気持ちを想像させる問いかけをしました。
そして、「貸して、って言ってみようか」「どうぞ、って言ってみようか」と、具体的な言葉や行動を教え、一緒に実践するようにしました。これは、遊びの中での「社会のルール」を学ぶ大切な機会でした。
すると、次男は少しずつ、自分の感情をコントロールし、友達と話し合おうとする姿勢が見られるようになりました。友達と何か意見が食い違っても、感情的になることはなくなり、「ねぇ、僕はこうしたいんだけど、〇〇くんはどうしたい?」と、話し合おうとする姿が見られるように。これは、彼のEQと協調性が大きく育った証だと実感しています。テストの点数では見えない、彼の「人間関係を築く力」が確実に伸びているのです。
夫婦で子育て観が変化!家庭全体が前向きに
非認知能力教育を意識し始めたのは子どもたちのためでしたが、実は私たち夫婦の子育て観、そして家庭全体の雰囲気にも良い影響がありました。
私が非認知能力について夫に話すたびに、彼は自身の就職氷河期の経験と照らし合わせ、「まさにその通りだ」と共感してくれるようになりました。子どもたちへの声かけや、接し方についても、夫婦で共通認識を持てるようになり、以前よりもスムーズに子育てができるようになりました。
また、夫婦間のコミュニケーションでも、非認知能力でいう「共感力」や「自己調整能力」を意識するようになりました。相手の立場を理解しようと努めたり、自分の感情に流されずに冷静に話し合ったりすることで、以前よりも円滑なコミュニケーションが取れるように。
家庭全体が「完璧なテストの点数よりも、困難を乗り越える心の強さ」を大切にする雰囲気になり、以前よりも笑顔が増えました。非認知能力は、子どもだけでなく、家族全員の幸福度を高めてくれる力なのだと、日々実感しています。
今日からできる!家庭で「非認知能力」を育む実践アイデア集
ミキゆん家の変化を読んで、「うちの子にも非認知能力を育んであげたい!」そう思っていただけたら、本当に嬉しいです。
でも、「特別なことをしなくちゃいけないの?」「高額な塾に通わせるべき?」と心配する必要はありません。非認知能力は、日々の暮らしの中での、ちょっとした親子の関わり方一つで、大きく育むことができるんです。
私も、家計を預かる主婦として、無理なく、そしてお金をかけずにできることを工夫しています。今日からぜひ試してほしいことをいくつかご紹介しますね。
「結果」より「プロセス」を褒める魔法の言葉
子どもを褒める時、私たちはつい「テストで100点取ってすごいね!」「一番になってすごい!」と、目に見える結果を褒めてしまいがちです。
もちろん、結果を褒めることも大切ですが、非認知能力を育むためには、「プロセス」や「努力」を具体的に褒めることが非常に効果的です。これが、子どもの自己肯定感やGRITを育む重要なポイントです。
- 「この問題、難しかったのに、最後まで諦めずに考えたのがすごいね!粘り強くなったね!」
- 「お友達と協力して、素晴らしい作品ができたね。みんなで力を合わせるのが上手だね!」
- 「失敗しちゃったけど、それでももう一度挑戦しようとしたの、ママは嬉しいよ!」
このように具体的に褒めることで、子どもは「自分は努力すればできる」「失敗しても次がある」「自分は人の役に立つことができる」と感じ、内発的な動機付けが高まります。これは、テストの点数では測れない、子どもの心の成長にとってかけがえのない経験になります。
「自分で考えて決める」機会をたくさん与える
主体性や意思決定力は、変化の時代を自分らしく生き抜く上で不可欠です。テストの点数を取る学習では、なかなか育ちにくい力です。
子どもに選択の機会を与えることは、「主体性」と「意思決定力」を育む上で非常に重要です。どんなに小さなことでも構いません。
- 「今日の夜ご飯、和食と洋食どっちがいい?」
- 「公園に行くなら、ブランコと滑り台、どっちから遊びたい?」
- 「お出かけに着ていく服はどれにする?」
自分で選んで決める経験を繰り返すことで、「自分の意見を持つ力」と「その結果に責任を持つ力」が育まれます。もちろん、危険なことや、できないことは避けつつ、できる範囲で選択肢を与えてあげましょう。これが、将来、自分の人生を自分で切り拓く力になります。
失敗は最高の学び!チャレンジを応援する声かけ
テストでは失敗=減点ですが、人生において失敗は学びの宝庫です。レジリエンス(立ち直る力)を育むには、失敗を恐れず、何度でも挑戦できる環境が不可欠です。
子どもが何か新しいことに挑戦してうまくいかなくても、ついつい「危ないからやめなさい」「失敗したらどうするの」と言ってしまいがちですが、それは避けましょう。
非認知能力を育むためには、「失敗しても大丈夫」「まずはやってみよう」というメッセージを常に子どもに伝え、チャレンジを応援する環境を作ってあげることが大切です。
例えば、子どもが難しい工作に挑戦してうまくいかなくても、「よく頑張ったね!」「次にどうしたらもっと良くなるか、一緒に考えてみようか?」と、前向きな姿勢で寄り添いましょう。転んでも立ち上がる「レジリエンス」は、このような経験を通じて育まれていきます。
子どもの「なんで?」を一緒に深掘りする時間
「考える力」や「探求心」は、テストの暗記だけでは育ちません。子どもの素朴な疑問を大切にすることが、その始まりです。
子どもは無限の「なぜ?」を持っています。「なんで空は青いの?」「どうして電車は動くの?」。忙しい時につい「後でね」と流してしまいがちですが、これこそ非認知能力を育む絶好のチャンスです。
子どもの「なぜ?」に真摯に耳を傾け、すぐに答えを教えるのではなく、「〇〇ちゃんはどう思う?」「どうしたらそうなると思う?」と、問いかけるようにしましょう。
そして、「なるほど、そういう考え方もあるね!」「一緒に図鑑で調べてみようか?」「インターネットで見てみようか?」と、答えを自分で見つけるプロセスを大切にしてください。これが、子どもの「探求心」と「思考力」「問題解決能力」を伸ばします。
お手伝いは最高の非認知能力教育の場
家庭でのお手伝いは、テストの勉強では得られない、たくさんの非認知能力を育むことができます。
ミキゆん家では、子どもたちに積極的に家のお手伝いをさせています。洗濯物を畳む、食器を運ぶ、自分の部屋を片付ける…どんな小さなことでも構いません。
お手伝いを通じて、子どもは「自分も家族の一員として役に立っている」という貢献感を持ち、自己肯定感を高めます。また、「どうすれば効率よくできるかな?」「いつまでに終わらせよう?」と考えたりする中で、問題解決能力や計画性、そして自律性・責任感も自然と育まれていきます。家族で役割分担をすることで、協調性や協力する力も育まれます。
最初は時間がかかったり、完璧にできなかったりしても、温かく見守り、感謝の気持ちを伝えることが、子どものやる気を引き出す秘訣です。
遊びの中に「非認知能力の種」を見つける視点
子どもにとって、遊びは最高の学びの場です。特別な知育玩具や高額な習い事がなくても、日々の遊びの中に、非認知能力を育むヒントが隠されています。
- ごっこ遊び:役割を演じる中で、共感力、コミュニケーション能力、表現力、想像力といった社会性を養います。
- ブロックや積み木遊び:自由に形を作る中で、創造性、空間認識能力、問題解決能力が育まれます。「どうすれば崩れないかな?」と考えることが思考力に繋がります。
- ボードゲームやカードゲーム:ルールを理解し、相手の出方を予測したり、戦略を立てて遊ぶことで、戦略的思考力、問題解決能力、感情コントロール能力が養われます。負けても悔しさを乗り越える経験も大切です。
- 鬼ごっこや外遊び:友達との駆け引きやルールを守る中で、協調性、社会性、体力、そして困難を乗り越える力を育みます。
子どもが遊びに夢中になっている時に、「この遊びで、どんな非認知能力が育まれているかな?」という視点を持つと、声かけのヒントが見えてきますよ。
まとめ:「非認知能力」こそ、子どもの未来への最高の贈り物!
長々と語ってしまいましたが、私ミキゆんが「テストの点数では測れない『非認知能力』の本当の価値」に気づいた経緯と、その具体的な育み方についてお伝えしてきました。
以前は、テストの点数に一喜一憂し、子どもを叱ってばかりいたこともあります。でも、今は、子どもたちが自ら考え、工夫し、粘り強く取り組む姿を見るたびに、心から「よく頑張っているな」「この子たちは大丈夫」と思えるようになりました。
非認知能力は、学力のように目には見えにくい力です。だからこそ、親が意識して、日々の生活の中で育んでいく必要があります。そして、その努力は、必ず子どもたちの未来に素晴らしい結果をもたらします。
AIが進化し、グローバル化が進む予測不能な現代において、子どもたちが自らの力で幸せな人生を切り拓いていくためには、知識を詰め込むだけの教育だけでは不十分です。
OECDが提唱するように、「非認知能力」という人間力を鍛えることで、子どもたちはどんな困難にも立ち向かい、どんな環境でも適応し、自分らしく輝くことができるはずです。それは、きっと、子どもへの最高の贈り物になるでしょう。
この情報が、あなたの子育てのヒントになり、お子さんの未来をより豊かにする一助となれば幸いです。私たち親が、未来を生きる子どもたちのためにできること。それは、テストの点数だけにとらわれず、非認知能力という「真の価値」を育み、彼らの可能性を最大限に引き出すことにあると、私ミキゆんは確信しています。
一緒に、子どもたちの未来を輝かせる「非認知能力」を育んでいきましょうね!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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